ぼくのたいせつ

作者 月端(ナン飛ばすエイ)

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★★★ Excellent!!!

確かに自分も思い当たることがあります。
自分が殺してしまった物語はたくさんあります。
その中には、当然発表すらしていない物語もあり……というか、おそらく発表すらせずにHDDの中に捨てた物語の方が多いでしょう。


……ただ、一方で、その捨てた物語の一部が、別の物語の一部として蘇ることもあるわけで。
だから、僕らは殺した物語に『次はもっと素晴らしい物語として生返らせてみせる』と言うしかないのかもしれません。
それができるかどうかは、僕次第ですけど。

★★ Very Good!!

とてもシンプルで、とてもたいせつなこと。

魂の入っているモノすべて、生きていなければ死ぬ運命。生かすも殺すも、魂次第。でも、その魂の在り処はあなたの手の中に...。

ぼやっとしたことを書きましたが、なにか書こうとするとネタバレになるので直接読んでください。一、二分以内に読めます。

★★ Very Good!!

誰でも書ける時代になったからこそ、膨大な数の見えない墓標がそこかしこに乱立する。
書くなとは言わないが、書き始めたら責任を持って書ききれ、とは常々思う。

私はほとんど思い描いた者たちを途中で放棄したことはない。
仕事で文章を扱っていた頃、放棄せざるを得ないことは多々あったけれど。

ただ、物語を書いていると、どうしても不要な部分、削った方が美しいという場面には遭遇する。
あのキャラクター、あのシーン、あの設定、あの展開、あの関係、あのトリック、あのセリフ、あのギミック、あの世界観……間引きされた彼らは、どこへ行くのだろう。
少し趣旨は違うかもしれないが、そんなことを考えた。

★★ Very Good!!

必要な文章だけで構成されたこの物語。
書き手がペンを置きたくない本当の理由はこれかもしれない。
ありがちな感覚を幻想的な表現でうがった見方をする作品。読者の心をつかむとはこういったものなのかもしれない。
ただ、私は作品を殺さないと思う。私だけでも愛していくと思う。 作品を生み出す=自分にとって必要なもの だと考えているからだ。
それでも、それに気づくまでにたくさんの作品を殺してきたのも事実だ。だからこそこんなに感じるところがあるのかもしれない。

ぜひともすべてのクリエイターが意識するべき感覚だろう。それを語るこの作品は生きている。