不可欠な存在として繋がった時、孤独も孤高も霧散して

外見で恋をする。つまり一目惚れ。それはよくあるけれど。この作品は、内面。その人のあり方。心の美しさが、丁寧に描かれていて。外見じゃない繋がりが、強固に結びついて。運命という言葉が大げさじゃないくらい、強く惹かれ合って、結びついて。

よくある「好きです、付き合ってください」という、そんな言葉では、この二人は置き換えることはできなくて。

最初のお互いの気持を手探り。衝突しながら、傷つきながら、徐々にお互いが絶対に必要不可欠な存在に――。

惚れた好いただけじゃなくて。
彼氏彼女だけじゃなくて。
そのお互いの存在が生きていくために不可欠だから。

その瞬間、孤独も孤高も霧散して。
どちらも、本当に幸せそうに笑うし。次第に増えていく仲間たちとともに、困難を乗り越えていくのです。

ぜひ、注目して欲しいのは2回めの告白。
まだまだ終わらない、
孤独も孤高が霧散してなお
この甘い物語に触れてみてください。

甘く、時に砂糖が焦げ付くほろ苦さを感じながら
溶けちゃいましょう?

今からでも遅くない。
この物語、まだまだ終わらない――。

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