概要
【2巻5/1発売!】私はあなたがスキ(キライ)です。
【北条さん2巻は令和元年5月1日!】『好感度120%の北条さんは俺のためなら何でもしてくれるんだよな……』というタイトルにて角川スニーカー文庫様より発売中。
社交性が乏しい男、雅継は『他人の好感度』が分かる能力を持つ
その力を適当に使い、のらりくらりと学園生活送ってきた彼だったが
転校生、前条朱雀の登場で彼の人生は大きく変化していくことになる
そんな彼らが織りなす青春ラブコメディ的な奴。
【第3回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作品】
社交性が乏しい男、雅継は『他人の好感度』が分かる能力を持つ
その力を適当に使い、のらりくらりと学園生活送ってきた彼だったが
転校生、前条朱雀の登場で彼の人生は大きく変化していくことになる
そんな彼らが織りなす青春ラブコメディ的な奴。
【第3回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞作品】
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★ Good!「化物語」と「俺がいる」のミックス。
作品の方向性としては「俺がいる」に近く、キャラ設定は「化物語」と「俺がいる」のミックスです。
掛け合いや地の文なども上記2作品に多大な影響を受けていることが感じ取れます。
オリジナルとオマージュの中間辺りに位置しているので、そういった面を気にしないのであれば楽しめるでしょう。
好感度が見える系の作品は今までにも数多く登場していますし、書籍化もされていますが、ノリとテンションのハーレム物が多数でした。
その点、本作は「化物語」や「俺がいる」に通じる主人公のニヒルさが踏襲されているため、読んでいてクドさは感じないでしょう。
書籍化に関しては問題があるような気がしますが、角川ブックスにガガガ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!好感度が見えても、理不尽な"物語"からは逃れられない
主人公の雅継は他人の好感度を見ることができる。
これがさも大したことのないかのように冒頭から口上を述べ立てるのであるが、その前振り自体がかなり面白い。
「全く赤の他人なのになぜか異様に好感度が低い」相手は絡むと理不尽な危機に見舞われそうだ、などという説明からは、物語の始まる予感しかしない。
あくまでも説明のための例かと思いきや実際そういう人物がクラスにいて、問題はその人と同じ苗字の転校生が現れて、なぜか理不尽にも好感度120%だったりした場合である――。
好感度といえば『ときめきメモリアル』以来の恋愛シミュレーションにおける必須パラメータとも言えるが、むしろ本作はそれに翻弄されてしまう物語…続きを読む