概要
『ラスボスは僕自身だった』 高校最後の夏を迎えたゲーマー男子。学校の屋上で出会った一人の少女と家族に至るまでの始まりを描いた1999年を舞台とした青春の一編。すべてのゲーマーに届け、僕の勇気の物語。
小説やエッセイと言うには、あまりに国語力の欠如した支離滅裂な駄文だが、数々の偶然と結果が実を結んだ、作者自身の体験を描いた実話の恋愛エピソード。妻と昔を思い出しながら今と向き合う、そんな長話をエッセイ風の小説でストーリー化。
▼書籍情報
https://kakuyomu.jp/publication/entry/2017022001
▼『エ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ゲームの通信ケーブルと三ツ矢サイダーがつなぐはじける青春
今の若者の心をスマホがつなぐように、20世紀の世紀末、登場し始めた携帯ゲーム機と一本の通信ケーブルが二人の青春を結びつけた。
ゲームを愛する夫婦が、シンプルだけど懐かしいゲームのあれこれを交えながら語る、高校時代の馴れ初めのお話です。
経験値0の男子が、屋上で見つけたヒロインといかにして交流するようになったか、そしてお付き合いするまでに至ったか?
頭の中に繰り返される、終わりのない恋愛シミュレーションゲームの選択肢……いえ、現実の女の子を前にした選択。とても透明感のあるはじけるような青春が実に清々しい作品です。
登場する商標が実名になった書籍は、実話だからこその説得力をさらに力強くし、その…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ゲーム世代の青春の甘酸っぱさと未来の幸せが溢れてる
高校での出会いからその後まで、女性から見てもとてもチャーミングな由美さんに鯨武(百式)さんが惚れ込んでいく様子がとても微笑ましく、なんと純粋な人なのだろうと思う。
高校時代を思い返してみて、そうかあの頃男子たちはそんなことを考えていたのかと今更ながら感慨深くなる。
そして、当時の話の間に現在の夫婦になってからの話が挟まれており、両者の目線から読める点&対比が様々な思考を呼び起こす。青春時代の失敗なんて気にするな、と思うし、歳を重ねるのも悪くない、と思わせてくれるポイントでもある。いま青春真っ只中で黒歴史を重ねて落ち込んでいる諸君にはぜひ読んで元気を取り戻して欲しいと思う。
全編を通し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!不器用でも大丈夫! ゲーム男子に贈る奇跡の恋愛攻略本
物語のスタート時点では女子と会話を行うことすらままならなかった作者が、後に妻になる少女と相思相愛になるために徐々にレベルアップ(失礼)していく過程に共感を覚える。
Twitterでレトロゲームの解説を行っている作者らしく、文章の節々にレトロゲームネタが散りばめられており、ゲーム経験のある者ならば思わずニヤリとすることであろう。作中に登場するゲームおよびゲーム会社は架空の名称が用いられているが、ここに作者の独特なセンスが光っている。
本作は主に作者の視点での回想が中心となっているが、「ザッピング」として少女(妻)の視点に立った描写も行われている。作者視点での回想にはやや熱が入った記述も見ら…続きを読む