執事ものでも無い
異世界もの

いわゆる転生モノではありますが、最初のトラックに轢かれるというテンプレ以降は、怒濤の期待を裏切ってくる展開必至です。
貴族への転生、転生した宿主のロクデナシぶり、婚約破棄、世界最高の魔力を有しながら、異能が発現しない等々、盛られた設定のてんこもりさと、複製を回収していく作者様の丁寧な仕事。それもさることながら、アデル/最上紳士のジェントルマンぶりではないでしょうか。
女性に優しく、いや、誰にも優しく
敬愛をもち、時に守る者の為ならば一歩も譲らず。
主人公の一人称を主体とした物語の進行が、これまたやみつきで
異性との距離感とか、紳士的でストレートな台詞の数々に
主人公以外のキャラと悶えるのは必至だと思います。

単純な主人公最強設定でないところもニクイ（主人公、色々な意味で最強ですけど）
これからの展開が楽しみでなりません。

【最強にして孤高の能力、それは「ノブレス・オブリージュ」】転生前の古風な価値観が、転生後の誇り高き力となる【異能バトルの色彩をまとった華麗なる学園バトルストーリー】

★これまで様々な異世界転生物を見させていただいた。開拓系、因果系、宿命系、日常系、様々なパターンがあるがそれらの類型にはめることが申し訳ないくらいにコンセプトのアレンジメントが見事にハマってる
★読み始めてまずあなたは最初のプロローグの4話分で作者の伏線の張り方や背景の匂わせ方が卓越していることに気づくはずだ。転生後の世界の完成された貴族階級とも言うべき独特の異能が支配する世界。そしてその中でアデルという人物がどれだけ苦しんでいたかに気づくはずだ。そしてそのアデルの肉体に孤高の精神を持った主人公の魂が転生してくることでこの物語は始まる
★この4話分の中で作者はその後の物語の展開と作品世界への没入に必要な情報とイメージを読者に対して完璧に提供している。そしてプロローグを読み終える頃には生まれ変わったアデルの深い魅力に読者を捉えてしまっているのである。私も魅了された一人だ！是非続きが見たい！

紳士：しんし（ジェントルマンとも言う）
主人公の名前：しんじ（紳士と書く）
紳士（しんじ）マジ紳士（しんし）な主人公のお話。
掴みは面白い。
主人公が成長していくタイプのストーリー。
また学園ものでもある。
ラブストーリーもあると思うんだけどまだその話はお預けっぽい。
過去編が気になる。凄く。
面白い切り口が気になった人は読んでみて。

最高に面白いです。異世界転生が苦手な方にもおすすめです。

主人公の最上紳士は、四十歳営業マン。超紳士的な理由で死亡し、神様に気に入られて、ぽっちゃり王子に転生します。
その後節制生活をし、見事、金髪碧眼王子へ華麗に変身します。

主人公に寄り添った、どこまでも「紳士」的な気品のある文体は、独特で唯一無二です。

主人公が一貫して「紳士」として立ち振る舞い、周りを感化していく様子。
読んでいて気… 続きを読む

ずっと読もうと思っていたタイトル。

締切近いのに、どうして覗いたんだと自分を恨みそうになりました。でも、後悔はしませんでした。

カクヨムで色々読んできましたが、これはレベルが飛び抜けています。最初から読み手の興味を考えた構成。メリハリのある魅力的な登場人物たち。そしてとてつもなく紳士的というある意味最強の主人公アデル。

作者様の語り口も淡々としながらも優しさにあふれ、癖になります。元の世界… 続きを読む

主人公は基本利用される者❗️って感じの物語ですね。
主人公自体はとても魅力的なキャラをしていますが、その分周りの人が主人公が優秀になったから態度を変えたっていう人としての薄っぺらさが感じられます。それに対し主人公はそれが当たり前の様に考えているのでそれこそ紳士だっていう感じなのですが自分は違和感を感じましたね。
主人公の周りの人の心理描写がもっとあっても面白そうです。

どんな逆境の状況であっても、どんな困難が待ち受けようとも、ブレず、慌てず、常に紳士的な振舞を忘れないこと。それが最上紳士の条件である。
どんな時であろうと芯のあるキャラクターは強い。
それを物語るかのように初っ端から逆境且つ底辺に落とされたにも拘わらず、スタイリッシュ紳士とも言うべきマイペースを崩さずに、華麗に振る舞っていく。
彼の振る舞いやスタイルに何時しか人々を魅了し、物語もまた彼の活躍に合… 続きを読む

いきなりチートで強くなったんじゃなく
日々努力してつけた強さを持った
フェミニストな彼。
次々と女性の心をとらえていく魅力。
アデル君。
心の中に想う女性への悲しみが
早く溶けることを願わずにいられません。
そして半端ないくらい強い先輩。すげえ・・・・

転生、婚約破棄はよく見かけるワードですが、これは予想をはるかに超える作品で、転生初っ端から婚約破棄の大ピンチ。そこから主人公の猛追に目が離せない！
個人的にドストライクの主人公で、まだ途中しか読んでいないんですが、思わずレビューを投稿しちゃいました！　リーゼロッテさん、その席を私に譲ってください。お願いします。