星村哲生

　細かい説明は不要です。
　爽快な世界が拡がる息吹がここに。

　まず、各県を擬人化してコントテイスト（？）のアクション仕立てにしたのに一票。 　県の特色を厨二テイストで発表し、よくわからない基準で圧倒していく。 　そこに正義があるのか、勝利の…続きを読む

　地方出身者の哀しさとして、首都圏と較べてタイムリーにアニメが供給されないというのがありますが、このケースは稀なのでしょうか。 　キ〇レツ大百科……ＯＰを少年マンガの主人公が熱唱し…続きを読む

　どんなに価値がある物でも身近過ぎたり数が多かったりすると、相対的に価値が軽くなっていくもの。 　それでも周囲にとっては、たまにもらえると嬉しいもの。 　誰かに喜んでもらえる、自分…続きを読む

　いわゆる信者が多いクトゥルフ、その深淵を深く知るのにはもってこいでしょう。

　高虎ドッグ。 　試しに検索したら相当な数のメニューが並んでいます。 　野菜系を筆頭に、総菜系、スイーツ系と豊富なバリエーション。 　津ヨットハーバーを眺めながら食べるドッグの数々…続きを読む

　舞台が江戸時代、現代とは違うしきたりや確執、愛憎の中で瑞々しく動く登場人物、心の機微。買い物一つとっても不便極まりない。そこにもドラマが感じられます。 　現代と違い、思いを伝える…続きを読む

　熊本地震からレビューを入れた今日でちょうど７か月経ちました。 　まだ記憶に新しい人も多いであろう、東日本大震災。 　おばあちゃんは「いつ来るかもわからない、明日は我が身」と、転倒…続きを読む

　天災は自然がもたらすものか、それとも神の怒りが具現化したものか。
　古来から災害はカミが起こすもの、そう言い伝えられてきました。
　神の救済を願えば……。

　同じ日本海側でありながら、ほとんど知らずにいた県、福井。 　せいぜい『化石が多い』、『朝の連続テレビ小説、【ちりとてちん】の舞台』くらいしか知識がなかったですが、第一話で認識を改…続きを読む

　誰もが一度は読んだことがある童話「泣いた赤鬼」。 　自分が憎まれ役を買ってまで友達の願いを叶えた優しい童話です。 　その作者が生まれ育った環境、風土とは？　優しく豊かな自然を満喫…続きを読む

　肩ひじ張らずに来られるキャッチコピー、全国的にも有名な歴史作家、藤沢周平。
　初見の人にもわかりやすく伝えている文面は高評価です、更新お待ちしています。

　短い中にもぎっしり詰まった内容です。 　四角四面な彼女と、距離を縮めたい彼。二人を隔てているものは――――？ 　あと、山形県内の観光地の玉こんにゃくはデフォルトです。そこを押さえ…続きを読む

「どうもこんにちは。現役女子高生兼、潮路郵便局で非常勤職員やってます三宅惹子って言います。 　ニャンコって呼んでね、にゃはは。 　えーと今日はですね、ある意味で有名な恐竜〈ブロン…続きを読む

　親から子、子から孫へ語り継がれる独特な口調。 　朝廷の方角から見て鬼門、東北は丑寅の方角に住まう者。かつて夷族、夷敵と呼ばれた者の末裔たちは何を語らい合い、無聊を慰めるのか。 …続きを読む

　デスゲームものは数あれど、選別手段が子供の頃によく遊んだどろけいというのに独創性を感じます。 　最初はなんの説明もなく５日間にわたる時間制限つきのどろけい。 　しかし、その異常性…続きを読む

　子供の頃、日本史にロマンを感じていた思い出がよみがえります。 　遥か遠い昔、政治と呪術、占い、祈祷が同一視されていた時代。 　女系の王が一般的だったころに男の王が武力で国を統治す…続きを読む

　ダタッツというあまり聞きなれない名前にまず一票。 　ゲームやファンタジーが溢れかえり、意味が希薄になった現代日本で、改めて勇者の意味を再確認させられる、タダッツの生きざまもいいで…続きを読む

　少ない字数でこんなに多彩な登場人物、物語を描けるな、と感服しました。 　後ろ姿にときめいて声をかけようとする青年とその仲間たち。 　そして行きつけのしゃれた店に顔なじみのマスター…続きを読む

　通して読むごとに面白さが増していくノーチート異世界渡航ドライブストーリー。 　今回は再び出会えた美少女がまさかの大ピンチ。なんとか助けようとする下りは――――けっこうきわどいこと…続きを読む

　この作品の主人公田中正義はごく普通の高校生である。 　ある日彼は、聞いてもいない説明セリフを長々と話す中年男性に出会う。 　ガン無視を決め込めばいいものを、思わずツッコんでしまっ…続きを読む

　自分の幸せを取るか、相手の幸せを願うか。 　ある日突然、容赦のない残酷な二者択一を迫られた時、願うことは。 　それは、瑞々しい少年少女時代に課せられたものだからこそ、流れ星のよう…続きを読む

　以前に比べて異世界に対する備えもしっかりしてきた主人公。 　今度会えた女の子は初めて会った、ケモ耳獣人に似ていた。 　でも、同一人物にしては発育していて、主人公のことも知ってるよ…続きを読む

　異世界に渡航して少しだけ前向きになれた主人公。温泉施設がある道の駅でまたしても（待ちに待った？）異世界に渡航する。 　荒野で出会えた女の子は―――― 　一泊目でかなりの存在感を放…続きを読む

　異世界渡航ものは数多いですが、主人公はさえないダメ社員、アドバンテージはマイカーだけという設定が面白いです。 　外見だけでなく、中身や言動まであざとかわいいケモ耳少女。 　その…続きを読む

　緻密で重厚な設定ながら、必要以上に掘り下げずキャラクター描写を強くすることでストーリー展開や戦闘描写のスピード感が際立っています。 　対峙することで明確になるお互いの人生。そして…続きを読む

　冒頭から密度の濃い単語が散りばめられていて物語の輪郭を強く彩る。 　ただの書物でなく人間の一部と化した魔書。それを巡る魅力的な登場人物たち。 　血や砂埃の臭いすら漂ってきそうな戦…続きを読む

　個人的に好きな、お仕事ものとファンタジーが融合した稀有な作品です。 　主人公たちは特殊な能力と職務を与えられても一介の公務員。上からつつかれ現場（ダンジョン）では文字通り奮戦して…続きを読む

　男子高校生に原則一体支給される、ＡＩ搭載の【study buddy】。 　学力向上のため、その他イベントのため、彼女たちは奮闘する。 　その中の一人、黒田ひかるが担当している主人…続きを読む

　本当に３万字？　と言うくらい設定とキャラクター設定、ストーリー、どれもが濃い密度で描かれています。 　特にラストの余韻が最高に面白い。思わずもう一度読み直してしまいました。 　果…続きを読む

　ジャンルにミステリとあるから『なにか事件が？』こう思う人も多いはず。 　かくいうレビュアーもその一人。 　ところが起こっているのは、試験当日に謎の部屋で起き、謎の少女と噛み合いそ…続きを読む

　目が覚めたら猫耳としっぽつきの美少女が隣りに寝ていたら？ 　そして、同じ猫耳少女と時間が停まった世界でお互いの願いごとをかなえるために、バトルを繰り広げる。なんともそそられる設定…続きを読む

　敏腕女検事の前に現われた自称キムタク似の死神。 　彼はある取引を彼女に持ち掛ける――――。 　あまり既存の作品を持ち出すのは得策ではないのでしょうが、現代のクリスマスキャロルとも…続きを読む

　ト書きで繰り広げられる群像劇。憲法第９条を改正したＩＦストーリー。
　見どころは十分なＳＦジュブナイル。
　更新お待ちしています。

　昨今の日本では社会問題になっているスマホ依存。 　その原因が『時間を貪り喰う怪物の仕業』だとしたら――――。 　タイムリーな設定とバトルの方法、モンスターの描写が目を引きます。…続きを読む

　第一話目からこれでもかという濃ゆいメンバーが登場しストーリーを盛り上げてくれます。 　そんな中、現時点（８／１０現在）主人公兼狂言回し兼モノローグツッコミ役のごく平凡、ボッチ属性…続きを読む

　作品を愛するが故に、普段の仕事が手につかなくなる。 　自分ならこうするのに。挙句の果てにフィギュアを自作。 　すごくよくわかります。 　『誰のためでもない。自分自身の祈りのため…続きを読む

　この完成された世界観、登場人物、語り口、オチに至るまで全てが本物。 　ゲームに興じる孫に昔取った杵柄でおじいちゃんが挑戦する。 　微笑ましい風景のはずがいつの間にか――――？ …続きを読む

　皆さんは中学生時代、国語や英語の辞典でエッチな単語を見つけたら蛍光ペンでマークした経験はあるでしょうかぼくはありません。 　本作は最初から最後まで、下ネタに特化した魔法ややり取り…続きを読む

　４コマ漫画を意識したセリフの応酬がメインです。 　下ネタ大好き女子が色は何か、色による性格判断など深そうで全然深くない放課後トークを続ける。学生のころの永遠に続きそうなやり取りを…続きを読む

　重厚に練り込まれたシステムや時代の設定、互いにぶつかり合う矜持や意地。 　鉄の臭いすら漂ってきそうな踏機同士の闘いの中にも、華や雅が感じられる良作です。 　回想録のように語られる…続きを読む

　ゲームをしていたらその世界に転移、というのは昨今ありがちですが、 逆輸入の形でゲーム世界のキャラクターが現実世界に登場。 　しかも、デモで惨殺されたヒロインと話している相手ーーー…続きを読む

　神話が現実に即したものでなかったらどう裁かれるのか。 　歴史に明るくない方（レビュアーの自分）でも楽しめる内容です。 　イザナギが水増し請求してる、と考えるとそれだけで面白い。 …続きを読む

　驚かされました。独特の読後感です。

　もしも願いが叶うなら何を願う？　叶ってからは？ 　誰しもが普通に考えることです。 　スマホアプリという現代に即したモチーフを使い一話完結ながら起承転結をはっきりさせ、七福神という…続きを読む

　作者が愛してやまない、ニチアサ作品。変身ヒーローやヒロインの要素をふんだんに盛り込んだ。 　暗黒神話、クトゥルフの要素はできる限り軽く、フレーバー（香りづけ）程度に留めることでエ…続きを読む

　妖怪のそれぞれの特徴が個性になってテンポよく読み進められます。
　あやかしたちとの共存共栄、というかある程度たかられてる生活、悪くはないかも（実際来られたらめんどい）。

　作者さんのペンネームからも分かる通りミステリ好きが高じて書かれた、ミステリ好き（らしい）高校生たちののんびりした放課後を独自視点で描いています。 　話しの終わりにある『読者への挑…続きを読む

　註：お好きな声優さんをイメージしてお読みください。 　ニチアサ、日曜朝７：００からのアニメやヒーロー好きな人にはたまらない時間帯だ。 　主人公、堤敬太郎は幼少の頃から特撮ヒーロ…続きを読む