概要
禁断の書物を手にする時、主人公の偽りの物語が暴かれる
突如、禁書図書館と称する場所へ引き込まれた葛城静谷は、膨大な禁書から一冊を選ぶこととなった。支配人であるジョーカーは、禁書を持った人間同士で戦うことになると、静谷に述べる。
果たして静谷は生き残り、勝利者のみが与えられる”願い”を手にすることが出来るのだろうか?
※小説家になろうでも掲載しています。
果たして静谷は生き残り、勝利者のみが与えられる”願い”を手にすることが出来るのだろうか?
※小説家になろうでも掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!3万字に詰め込んでも均整を保ったバトルファンタジー。
最後まで読んでとのレビュー文が多いので、どんな最後かと期待して読みました。確かにエピローグは賛否両論を招くでしょうね。私は、最終話止まりの方が締まった感じがすると思いました。
最終話までだと、ニヒルな捻りが見事に効いていると思います。読者が全く想像していなかった真相を準備している点には感服します。しかも、読み返すと、用心深い読者なら悟ってもおかしくない手掛りが、推理小説のように正々堂々と、でも気付かれないようにさり気なく書かれています。褒め言葉として書きますが、作者は人が悪い。
重箱の隅の話をすると、聞き込みに来た刑事のあしらい方は秀逸です。ここだけ現実的と言うのも変ですが、賢い高校生が言い…続きを読む - ★★ Very Good!!最後の最後の一撃で……
一冊につき一つの特殊な力を持つ本、禁書。
その禁書が集まる禁書図書館に、ある日突然行ってしまう主人公葛城。
そこで、彼は禁書を選ぶとともに、戦いへの参加を言い渡される……。
漫画原作小説コンテスト応募作とのことで3万字の規定に合わせた短い作品となっていました。この文字数で、内容がここまでのボリュームの作品はなかなかないと思います。
また、最後の最後まで読ませていく文章力が憎い。召喚された精霊たちの可愛らしい様子や、それを愛でるヒロインの様子もほほえましい様子がポイントでしょうか。
ただ、ウンディーネとシルフの登場時間が長く、他の精霊の様子をあまり見れなかったのが、ちょっと悲しいポイントでし…続きを読む