舞海苔茶

　電通の社員が自殺したこともあり、広告代理店系の仕事は「引くわあああ～～～～」て感じです。かつて中島らもさんが「広告代理店の仕事なんて半分以上が謝ること」と言ってらしたのが、ずっと…続きを読む

　文章に味がある。食べ物系だけに。そのため、行間は空けてないにも関わらず、スラスラと読めて、あっという間に物語の中に入り込めてしまう。私も学生時代、やたらと太ってしまったことがあっ…続きを読む

　何を隠そう、私も創作系のフリースクールに在籍していました。ノベルス科、つまりラノベ作家を目指すクラスでした。個人的な感想を述べると、少なくとも無駄ではありませんでした。一応、最低…続きを読む

　実は日本の古代神話系統には、明るくありません。聞いたことのある名前がたくさん出てきますが、それが古代史や神話と上手くミックスされていて、スラスラと頭に入ってきました。神話関係をも…続きを読む

　西部開拓時代を思わせる世界で、荒くれたちが戦う。法律なんて、あってないようなもの。強い者だけが生き残る。まさに西部劇。異世界ファンタジーなのに、ビヨヨン、というあの「夕陽のガンマ…続きを読む

　予想通りに、主人公は立ち直って、新しい一歩を踏み出しましたが。その予定調和が、少しも嫌味じゃない。読者のみんなが、自然と主人公を応援してしまう。未来へ進み出した瞬間「よし！いいぞ…続きを読む

　物理学の知識解説と、ラブコメがひじように上手くミックスされていて、思わず唸りました。難解な物理の解説、それを理解しようとする内に、自然とクラスメートといい関係になっていく。コミカ…続きを読む

　私もレビュ爆と言われてますが。要するに、相互評価のことですよね。私が思うに「相互評価歓迎。☆を上げますので私にもください」というように、☆の貸し借りを宣言する、あるいは相手に「☆…続きを読む

　時計仕掛けのオレンジは、制作者の意図は理解できなかったけど、ずっと心に引っかかっている作品です。あの服装、キレてるし。ハイランダーは懐かしいですねえ。マニアックなＢ級映画でしたが…続きを読む

　近未来を舞台に、少年が愛する者のために戦うハードアクション。ただその理由が、妹のためだけなのは、少し物足りない。キープアンダーと副題が付いてるからには、もうちょっと階級闘争の味付…続きを読む

　あかほりさとるさんや、中村うさぎさんなどに連なる、正統派ギャグですね。キャラたちがフザけていると「コラー、マジメにやれえ」とか作者が出てきて「わあ、作者が怒った」とかキャラたちが…続きを読む

　荒廃してしまった地球。滅びつつある文明。まるで西部劇のように無骨なロボットで戦う荒くれたち。「戦闘メカ　ザブングル」を思い出しましたね。ロボは巨大すぎて、まるで移動要塞。このとて…続きを読む

　並列バイオ、を思い出しました。あれをギャグテイストにした感じ。さらには絶好調だった頃の筒井康隆さん。ジャンル分け不可能。マッドでエキセントリックな世界で、意味不明な戦いが繰り広げ…続きを読む

　無敵だらけの学園で、さらに無敵の主人公。しかも自覚あり。どんな類型にも当てはまらない作品構成。次の展開がまったく予測できない鬼才っぷりに、振り回されました。

　まさにネガティブフラワー。暗く一途な魔法少女が、愛する者のために戦う。まどかマギカほど悲惨ではなく、最後はハッピーエンド。新しい未来が見えて、暖かくなりました。

　不思議な怪異譚が、古風で味のある文体で、紡がれていく。小泉八雲か、はたまた京極夏彦か。こういう本を愛読する人を粋な人、という。上質な大人向けの怪談話。お見事です。

　スペースオペラやサイバーパンクではない、ロマンと人間味に溢れたＳＦ短編。科学を題材に、描くのはあくまで人間の優しさ。レイ・ブラッドベリを思い浮かべました。すでに出版できるレベルに…続きを読む

　ギャグですね。餓狼伝みたいな格闘技小説かと思ったら、格闘技はほぼ関係ありませんでした。どうせなら、ただのオバさんや小学生ではなく、色んな格ゲーやバトルマンガの、パロディ化した敵が…続きを読む

　何かの暗喩か、寓話なのか。アリスみたいな、摩訶不思議な世界が目の前に広がっていく。文章も実に独特で、ありそうで無さそう、書けそうで書けない感じです。筒井康隆さんと村上春樹さんが合…続きを読む

　そもそもライトノベルとは。アメリカで流行っていたＴＲＰＧを、水野良先生が日本に紹介されて、それが大人気となり、月刊コンプティークで活字で実況された。それが好評を博して、じゃあいっ…続きを読む

　ナゾは物語に読者を引き込む強力な麻薬。そしてバトルは、引きつけた読者を魅了する花。この物語は、そのナゾとバトルが、絶妙なる塩梅で盛り込まれていて、読者を飽きさせずグイグイと引き込…続きを読む

　転生してくる超能力者を次々と抹殺。異世界転生カウンター。しかもシリアス。できれば転生者のほうも、もっと強くしてもらえれば、戦闘が盛り上がって、より面白くなると思います。サブマシン…続きを読む

　上遠野浩平や西尾維新を彷彿とさせる、暗黒系ファンタジー。いきなり人が死に、魔法使いの少女が吹っ飛んでくる。文章レベルは高く、演出は硬派でシリアス。そして救いようのない残酷さ。講談…続きを読む

　魔法と科学、異世界と現実をじつに上手くミックスして、物語が創られています。魔法のような異世界で、実は……。というのはナウシカに似てますが、あそこまで悲惨ではありませんね。未来に希…続きを読む

　確かに言われてみれば。あの「どんぶらこっこ、どんぶらこっこ」という擬音、誰が考えたんでしょうね？　いつの間にか、桃太郎の定番になってますが。しかしそれだけでこの作品を創る、そのセ…続きを読む

　清涼院流水や西尾維新に連なる、ミステリーではなく、ミステリ風のファンタジー。ぶっちゃけ不可能な犯罪を、キャラ力でそれっぽく演出する。細かいツッコミはヤボでしょう。面白かったが、ラ…続きを読む

　異世界なのかな？　故意にそこらへんボカしてありますね。主人公はマールなのに、ゆんとか、しずるとか、とんちゃんとか、日本人的な名前も出てきます。魔女の宅急便みたいな無国籍風の世界観…続きを読む

　図書室とは知識の集積所。すべては知識から始まるのだ。ショーペンハウアーはたしか「アホは本なんか読むな」的なことを言ってたと思うが。読書とはまさに選ばれし者のみに許された知的作業な…続きを読む

　あえてマイナースポーツを題材にした、瑞々しい青春ストーリー。作者さん、好きなんだろうなあ、と思います。マイナースポーツの場合、そもそも調べるのが大変です。専門誌も、普通の書店なん…続きを読む

　ただホンワカしただけの、ツンデレなラブコメかと思いましたが。魔族は実際に、多くの人間を殺した、という記述がある。ただのラブコメではなさそう。悲しい裏設定がありそうな予感。かつて電…続きを読む

　制約は多いし、密かに社会を支配しているわけでもない。なんだか良い人たちな吸血鬼。メリットがあまりない。少年の奮闘記、といった作品ですね。これならバンパイアハンターもいらないか。

　悲恋ものです。悲しい恋の物語です。ハーレクインロマンスとは真逆の話。ましてや、逆ハーレムなんかとはまったく正反対。けど、結局のところ三角関係というのは、いつかは破綻するもの。主人…続きを読む

　ヒロイン目線で進んでいく、ありそうで無さそうなファンタジーラブコメ。強いて言うなら、恋愛要素を入れたスレイヤーズか。少年漫画というより、少女漫画、あるいはガールズ文庫のノリみたい…続きを読む

　少年ジャンプに掲載されそうな、まさに王道の妖怪バトルですね。土蜘蛛とか酒呑童子とか、有名どころも出てくるんでしょうか？　次の展開はおそらく、主人公がヒロインのクラスに転入してくる…続きを読む

　ゲームと言えば、世間の方々はみんな無愛想で気持ち悪いオタク、てなものを連想されるようですが。ゲームが生み出されて、早半世紀。もはやゲームは文化となっている。が、相変わらず世間は認…続きを読む

　実は、少し前から気にはなっていたんです。このタイトル。でもどうせ、名作の権威を借りただけの、低レベルでグタグタな青春ものだろうと、思いました。読んでビックリ！！！　散文のような評…続きを読む

　タイトルと設定から、コメディタツチのほんわかラブコメかと思ったら、悲しい物語でした。ドラマ化したらウケそうですね。こういうキャラたちは、ハッピーエンドが似合います。お幸せに。なん…続きを読む

　別離の運命が待っているとはいえ、次から次へと新しい相手とカップリング。正直、羨ましい。ある意味、理想の人生、男のロマン。代わって欲しいぐらいです。しかしこのおにぎり、腐らないんだ…続きを読む

　コンテスト用なので中編のサイズで、きっちりと完結しています。面白そうな世界なだけに残念。あまりにちゃんと完結していて、続編を書くのは難しそう。もう少し長いサイズで読みたい作品です…続きを読む

　テンプレを現実に当てはめると、どれだけシッチャメッチャカか、よく分かる。モブって……。モブの生徒って……。現実にモブと言われると、学校を爆破してやりたくなりますね。しかも課金て、…続きを読む

　これはやっぱりアニメにしないと、面白さが伝わりにくいですね。戦艦同士のバトルってのは。小説において戦争モノは、たいていが戦闘そのものより人間ドラマを描くのは、活字情報では上手く伝…続きを読む

　最初のほうでカラクリは分かりますが、それでも面白さは失われず、最後までいっきに読めてしまいます。クスッと笑えるホラー短編。けど二人が飛び降りた経緯を想像すると、ゾッとする。メディ…続きを読む

　異世界を舞台に繰り広げられる女子同士のバトル。少数ってことは、男は取り合いか？　ある意味、ハーレム展開。アクセルワールドの黒雪姫みたいな、強いヒロインが好きな者にはたまらん世界。…続きを読む

　カクテルをテーマに恋愛を描く。私には書けないジャンルの小説です。週刊モーニングや週刊スピリッツなどで、漫画化されそうな雰囲気。カクテルがブームになったりしてね。

　まず文章の上手さに驚きました。簡潔にして必要充分な内容。しかもテンポがあって読みやすい。上から目線ですいませんが、プロの水準に充分達している文章力です。人気作家の文章には、みんな…続きを読む

　とにかく集まってくるよ、女の子たちが。しかも保護者がいないアパートに。まさに王道のハーレムものですが。ただ、この手のハーレムものには類似品が多数あるのも事実。差別化をはかるには、…続きを読む

　異星人との戦い、けどその後を描いた、なかなか渋い作品ですね。孤独なヒーローと、無能で醜悪な指導者たち。ちょっとキャプテン・ハーロックを思い出しました。マクロス風に仕上げれば、面白…続きを読む

　ピカレスク作品、というジャンルですが、舞台はどこか日本を思わせる異世界。時代劇のような、かつてのヤクザ映画のような、それらがミックスされた不思議な世界です。一つ疑問を上げるとする…続きを読む

　すいません。すべての作品に目を通したわけではありません。じゃあ何故そんなことを言ったのかと言うと、表現したい、創作したい、という作者さんのあふれんばかりの想いが、見えたからです。…続きを読む

　最初、ラピュタみたいな話しかなあ、と思っていたら、ラストのほうでナウシカっぽくなってきた。森は人工的なもの、つうことですか。作者さんはシリアスじゃないとおっしゃってましたが、作り…続きを読む