流石ラムダさん、博学ですね。幽霊にも精通しているとは。
特にこれと言った起伏の無い話のように見えるのだが、作中にも書かれている通り、幽霊とは普通、会話にならないもの。
幽霊は常に生きてる人間に対して怒っています。その怒りが我を忘れさせ、悪霊となるのです。
そうなんです、会話になんてなる筈が無いのです。なのに二人は依存し合い、十年も会話をし続けている。
男同士で。
なんという、ホラーなんでしょう…‥…。
追記への返信
おぉ、なるほど。十年来の、さわやかな! 友情なのですね。てっきり男色関係での静かなホラーなのかと……。
冗談です。レビューの文章自体が全体的に冗談でした。すみません。
素直にレビューを書きます。
作品、面白かったです! 他の作品とは違う視点で描かれた「自縛」に対する、本人たちが気付けない恐怖。考えさせられました。
気付けない恐怖というのは、生きている人間にもありますよね。病気とか、精神異常とか、いつの間にか後退していく生え際とか。
そして、無自覚に寒い事ばっかり書いている私とか。
恐ろしいです、無自覚。