不思議な怪異譚が、古風で味のある文体で、紡がれていく。小泉八雲か、はたまた京極夏彦か。こういう本を愛読する人を粋な人、という。上質な大人向けの怪談話。お見事です。
ラノベレーベルで佳作を取った経験あり。しかし編集の思惑違いで出版させてもらえず。最終選考に残ったこと二回。しかし出会う編集、出会う編集、みんな偏屈で変人なの…
これは「夢十夜」風の妖怪アンソロジー作品のようでありつつも、実は一つの計画によって構成された物語でもある。続編にあたる作品も存在していて、そちらの方がさらに過激になっているが、単なる物語ではなく…続きを読む
古ぼけて、それでいて上質な紙に匂いを感じる作品集。妖怪などを取り扱っているものが主ですが、それだけに囚われてはいけません。読ませることに対して、作者の創意工夫が為されています。読んでみればわかり…続きを読む
夢十夜を思わせる書き出しからスタートする妖怪短編集。本当に妖怪に出会ってしまった気がするから、最後まで読んでしまうのだ。
貸本屋という馴染みのない題目に誘われてきました!ページを捲る度に代わる代わる変幻自在の描写と定型が作り出す筆致の数々に驚かされます。まさに妖怪に化かされた気分を味わえました。アナタは頭にいくつの…続きを読む
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