にごろあまた NG版

作者 二五六九

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149人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

人間には思い出というストレージがある。そのストレージはその人を形作り、下手をしたら世界まで作ってしまう。このお話はそんな思い出をめぐるハートウォーミングなSFだ。一つ一つの記憶は確かに小さい。下手したらその人間以外には無関係だったりする。でも誰かの世界につながっていたりもする。そしてその誰かの世界を明るく照らしたりもする。そんな優しいメッセージをにごろあまたちゃんは伝えようとしてくれるのだ。有能な検索装置は装置で、そしてそんなメッセージも残してくれるのだ。

★★★ Excellent!!!

最初はすらすらと読める楽しいSF短編小説でしたが、ラストへ進むにつれて全ての物語が必然的に吸引されるような締め括りに鳥肌が立ちました。
一つ一つの物語のオチや意味は勿論のこと、この『にごろあまた』に隠された意味と目的を知った瞬間に目から鱗が落ちる人も大勢いる事でしょう。
特に中盤の2569Coreは何度も読んでみる価値のあるストーリーでございます。

★★★ Excellent!!!

最初は短編集かな、と読み進めていたら後半に一気に話が加速して、全てが収束する時には興奮しっぱなし。素晴らしい物語でした。

あたかも読み手がこのSFの世界に入り込み、システムに邂逅したかのような感覚に陥るのは、ひとえに作者の筆力の高さによるものなのでしょう。

全ての記憶を管理するというものは、ファンタジーRPG「エルミナージュ」を彷彿させるものですが、個人的にはそれを凌駕しているものであると思います。

これもまた、SFの究極点。楽しませていただきました。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

あまりSFは読まないので少し構えて読み始めたんですが、とても読みやすい文章で驚きました。

短編から長編に繋げて物語を作り上げていく構成にもビックリです。

ネタバレになるので詳しくは書けませんけど、個人的にゾンビのエピソードが特に好きだったので、終盤のあの展開は胸熱でした!

とてもおもしろかったです!

★★★ Excellent!!!

いろいろな時代の短編を通じて、ナビゲータのあまたちゃんが誕生した経緯に迫っていく大河SF物語です!
短編部分と長編部分の書き分けがすごい。そしてあまたちゃんがかわいい!
SF部門の週間ランキングで1位になっているのもうなずける、SFの良いところを詰め込んだような作品です。

★★★ Excellent!!!

ストーリーひとつひとつの完成度が高い。そりゃもう高い。そんじょそこらのネット小説とは一線を画す短編たちです。この高評価も頷けるというか、ぶっちゃけここまで点数があるお話にわざわざレビューなどしなくても…と思っていたのですが、SF好きな人たちにぜひとも読んでほしい!と星を押させていただきました。
SFといってもハヤカワなんかによくあるかたっくるしい古典と違いかわいらしいキャラも登場し、ラノベ層の人達にも受け入れられそうなテイストもあり。かといって萌えに走るだけでなく、「SF」と銘打ってしかるべき世界観の作り込みや、読後色々考えさせられる内容もある。これが両立しているのが不思議なお話でした。

★★★ Excellent!!!

 これは1人の少女のAIが出来るまでの話であり、同時にたくさんの人々ん歴史と思いを綴った物語でもある。人々の想いは形を変えて存在し、それは時空を超えて私たちのもとへとやって来るのだ。
 そして私たちもまた、宇宙という名の壮大な物語の中に生きる情報なのかもしれない。
 この物語はそんな哲学的でありながらも、忘れてはならないことを考えさせてくれるお話でもある。

★★★ Excellent!!!

いくつかの断片的な短編が重なり合い、ひとつの大きな長編へとなっていく。小さな支流が集まり大河となるような、壮大なひとつの物語の流れが、そこにあります。

正直、とっても面白かったです。こういう構成の小説ははじめて読みましたが、この話の設定にもすごく合っていて、良かったです。最後のオチ(というかエピソード)も大好きです。ありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

SF短編集「2569」とあるがひとつひとつが予想以上に濃厚なお話がしきつめられている印象を受けました。
個人的には8-A「私は猫だった」なんですよねぇ。なんでかわからないですけど、この話がドシンと来ました。イヌかってるせいかな……猫じゃないけど笑
「0qda9」って器用に踏むなぁと思ってたんですけどまさかでしたね!

それでこれから核心に触れていく後半を読み進めていこうと思っているんですけど、楽しみです。
どうやって話がまとまっていくのか。
SF好きにはたまらないストーリーなのかもしれないが、それ以上にSF以外にも心が熱くなるものがそこにある。

さて、これからもゆっくり味わって楽しむとしましょうか!

★★★ Excellent!!!

 人間と機械の記憶を永久に残すプロジェクト2569プロジェクト。
 そのナビゲーターのあまたちゃんに導かれて、読者は様々な人の記憶を垣間見ていきます。
 サイエンスフィクションらしく、その記憶にはさまざまな近未来の技術が絡んでくるのですが――。じつは、この記憶が後編の2569 Coreこと、プロジェクトの核心となる部分に繋がってくるのです。

 ここからは、読んでいただいてのお楽しみなんですが、作者さんの構成力のすばらしさに思わず、おぉ、と、私はうなってしまいました。
 とくに後編の怒涛の展開は、SF抜きにして、熱く、読み手の心を躍らせてくれます。

 また、短編部分についても、よく練られたヒューマンドラマで、ショートショートしてかなり完成度が高いです。
 人によっては泣くんではないでしょうか。
 特に8-A「私は猫だった」については、筆者さんの猫を飼われている経験から書かれたものだからでしょうか、とてもユニークな名作に仕上がっています。

 はたして2569プロジェクトとはなんなのか。
 ぜひ、この作品を読んで、その記憶に触れてみてください。
 おすすめです。

★★★ Excellent!!!

何のために生まれて、何のために死ぬの?

何のために苦しむの?

きっと答えなんかでないんだろうけど、それでも僕たちは生きているんだ。

SFなんてぼくはよくわかんないけど、サイエンスってものがこの世界の理をつかさどっているのなら、きっとぼくたちは、きみと仲良くやっていけると思うんだ。

いつかぼくがきみと一つになる瞬間がくるんだろうけど、いまぼくは、そのときが待ち遠しいほどだよ。

こんなあったかい君のこころ、せめてレビューでみんなに届けるよ。

★★★ Excellent!!!

と、僕がそう言うまでもなく、最後まで読んでしまうとは思いますが。
それぐらいおもしろかったです。
1話目から一気に引き込まれました。

ストーリーテラーのにごろあまたちゃんが贈る、近未来の短編集です。

読んでみて、話のレパートリーの豊富さに驚きました!
いくつか読めば、気に入るお話があること間違いなしですよ。

そしてただのストーリーテラーにとどまらない、にごろあまたちゃんに関わる謎……。
後半からは、怒濤の展開が続きます。
SFがあまり好きではない方でも、こちらの作品なら読めると思います。
ぜひぜひ、お薦めです!

★★★ Excellent!!!

文体が非常に易しく、著者の優しさを感じます。人間ドラマと可愛らしいキャラクターの掛け合いも軽快、短編長編の緩急も効いてとても読みやすい構成です。
そして、だからこそ「サイエンス」の冷たさが逆説的に強調され「ああSFだ…!」と感じさせられます。
是非、ネタバレ等しないよう、順番通りに読み進める事をおススメします。

★★★ Excellent!!!

どんな過去の出来事も全部覚えている、明るく愉快なネコミミ人工知能の「にごろあまた」。彼女が語るのは、アンドロイドや人工知能、ロボットが織り成す少し不思議な、でもどこか優しい物語の数々。

動き続けるゾンビ、正体に気づかない少女、百万年生き続ける「知能」を手に入れた猫……短編形式で描かれる、奇妙ですが魅力的な世界に誘われた上で、後半の長い物語を全て読み終えた時、きっと誰もがあの明るい「にごろあまた」の虜になっているかもしれません。

様々なアイデア、壮大な世界などを分かりやすく魅力的に取り入れた、「SF」と言う単語が苦手な方へもお勧めの作品です。

★★★ Excellent!!!

 まず読みやすさに一票。
 親しみやすい案内役のおかげでスムーズに読んで行けます。
 笑える話にほろっと泣かせる話。
 日常ものに終始するかと思いきや、中盤からはかっちりしたスペースオペラに。そのふり幅の広さにも一票。
 そして最後の話で全体がきれいにまとまっています。
 時空の拡がりをじかに感じるハートウォームSF,おすすめです。
 (ポコチロリン、なんか脳に残るフレーズだなあ(-_-).。o○0〇

★★ Very Good!!

前半の短編集の方は、どの作品もテーマが奥深く、それでいてヒューマニズムに富んだ優しい物語に仕上がっていて、私は好きです。
ポコチロリンが間奏で出てくる構成は、強制的にクールダウンさせられる感じで、何だかなぁと思っていたのですが、終盤でそう繋がるのですね。そりゃあ前半で登場させないといけませんねぇ。
後半の長編より前半の短編集が私は好きです。ですが、未読の方は最後まで読んでください。各短編が収斂していきます。

★★★ Excellent!!!

 私はアクションものでもない限り、SFはあまり見ないのですが楽しく読めました。

 様々な事情を抱えたヒト達の記憶を辿る、前半の短編集。ある島が舞台となっている後半の長編と別れていて、それぞれの話は繋がっています。

 短編読んだ後、長編で「ちょっと毛色が違うかな?」と思い少し戸惑ってしまいましたが、私としては最後まで読んでみる事をお勧めします。

 

★★★ Excellent!!!

前半は三題噺みたいな短編が続き、これの完成度もひとつひとつが高く、どれも面白いですが(パワードスーツと故人GOの話が特に好きです)後半、徐々に伏線が繋がり、最後に二重三重のどんでん返しがあり驚かされます!そして⋯⋯なんといっても猫耳少女のあまたちゃんが可愛い!
内容は練り込まれていて深いですが、読みやすい語り口で、SFが苦手な方も取っ付きやすいかと思うので是非読んでみて下さい!

★★★ Excellent!!!

この作品は非常にいいものを持っています。
まず、こんな視点から書けるんだ、という、interestingな面白さ。そして、読んでいると思わず笑んでしまう面白さです。
昨今の難しいSFを読みやすく書いて、かと思えば難しいところもきちんと書ききる。すべてにおいて二面性を持ちながらも調和を保った逸品!
これはもうぜひみてみてとしかいえない。なんというか、プロが目指すべきところを目指している、というところでしょうか。
というわけで、ぜひぜひどうそ!

★★★ Excellent!!!

とにかく、文句なく面白い!
名翻訳者の筆による海外古典名作SFを読んだ後のような、心地よい気怠さに襲われました。
難解さを排除しつつ、会話や展開の小気味良さ、人と人工知能の悲哀、練りに練った設定、などなど。SFの面白さが贅沢に詰めこまれています。

短編集での伏線が、長編の後半で収束していく展開はお見事。

書籍化されたら、本棚のお気に入りの場所に収めたい作品です。

★★★ Excellent!!!

なんでって?
まさか、SF読んで、電車の中でボロ泣きするなんて思ってもみないじゃないですか。
でも、悲しい涙じゃないんですよ、これが。

いくつかの短編と一つの長編で構成された物語です。
でも、一つの物語として読むことを推奨。
全体として、一つの点に収束していきます。

短編も長編も、人とは?生きるとは?より良く生きるとは?……読み終わった後、そんなことを考えさせられました。
そして、なんだか清々しい気持ちにされる物語ばかりでした。

短編でお薦めは、パワードスーツの話と、故人GO!。

★★★ Excellent!!!

 ジャンクシッターの下りでなんか心にくるものがありました。今時読めない綺麗な世界観のSFに心が躍り、ぐいぐい読まされました。

 面白かったので割と真面目なアドバイスをしようと思い、目についたところを一つ書かせてもらいます。知っていたら流してください。
… この三点リーダーは基本単体ではなく、私も理由は知りませんが偶数個並べて使います。
 webコンテスト狙いという事ですが……、公募によってはそれだけで落とされることもあるみたいです。
 こんな感じです!
 続きを楽しみにしてます!!

★★★ Excellent!!!

最近、読書に嵌ってる某探偵さんの紹介で知り、
どうせだからと読みましたが面白いです。
作者の罠に掛かり、何度も途中で読み返したくなる。
最初の方は短編集みたいな感じで取っ付き易いです。
その勢いで読んで居るとだれると思いますが
そこを越えると本格的なSFパートです!
SFパートの結末はサイエンスフィクションとは言え
「そこまで言い切られると...」と思う所は有りますが
最後まで読んで本当に好かったと思います。
全ては繋がった。ここに来てくれてありがとう。
あと...
是非ともスペシャルサンクスのフミコちゃんに
御馳走をあげてやって下さい!