概要
世界の流れに寄り添うだけの幻実譚
ヒトのマシューと竜のクィンはとても仲のいいふたり組。
魔法のあるお国柄に生まれ育ったけれど、無粋な近代文明と無駄な科学の息吹に吹き飛ばされ気味で面白くなくなって来た、難しいお年頃なのでした。
ある日、隣国との戦争に駆り出されたふたりは各地に塔を建てて住んでいるという魔女に協力を依頼するため、あまりやる気なく飛び立ちます。
魔女の塔で出会うのは予測不可能な出来事ばかり。
そこで知った世界の真実――けれど、特に何を背負うわけでもない。ふたりは変えることを望まずに、世界の流れに寄り添い続けるのでしょうか?
【登場人物】
・マシュー
ヒト。そこそこの高等教育を受けたのでそれなりに魔法は使える。
風光明媚な南部の沿岸地帯に生まれ育ち、地元の郵便局に就職。23歳男子。
・クィン
竜。長年親の
魔法のあるお国柄に生まれ育ったけれど、無粋な近代文明と無駄な科学の息吹に吹き飛ばされ気味で面白くなくなって来た、難しいお年頃なのでした。
ある日、隣国との戦争に駆り出されたふたりは各地に塔を建てて住んでいるという魔女に協力を依頼するため、あまりやる気なく飛び立ちます。
魔女の塔で出会うのは予測不可能な出来事ばかり。
そこで知った世界の真実――けれど、特に何を背負うわけでもない。ふたりは変えることを望まずに、世界の流れに寄り添い続けるのでしょうか?
【登場人物】
・マシュー
ヒト。そこそこの高等教育を受けたのでそれなりに魔法は使える。
風光明媚な南部の沿岸地帯に生まれ育ち、地元の郵便局に就職。23歳男子。
・クィン
竜。長年親の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ちょっと意外な方向から殴られた
世界観は単なるファンタジーとかではなくて、
(あまりこういう感じの作品に触れたことがないので例えとして正しいのかは別にして)どちらかと言えば昔の鳥山明的なワールドのように感じた。
初見で面喰らってしまうのは、おそらく"キャラクター"の捉え方の単位が最近の一般的な小説とは違ってるからなのでは無いでしょうか。
人間、竜、魔女。
ここまで聞くとごく普通のファンタジーと変わりませんが、
そこに加えて塔、飛行機、軍、扉、等々、無機物から群体までがそれぞれ一個のキャラクターであるかのように並列されているのは童話的ですらあります。
価値基準の横線を引いているので、揺り戻しの様なものが見受けられるの…続きを読む - ★ Good!おとぎ話を魔法の言葉で紡ぐおはなし
おとぎ話をイメージした作風は古風であり、新時代的でもあります
それはびっくり、魔法の言葉で紡いだ糸は
あるときはあやとりで作ったような立体的な絵面を彷彿とさせ
あるときは紙芝居風でもあり、登場人物を魔法の糸で操る人形劇のようでもあり、読者にふわふわ雲をつかませぬようすすんでいきます。
そのふわふわ雲は感性のたまもので綿菓子のように甘そうなのですが、
原作募集の企画としては…NGかと思います。
最大の問題はこの作品を漫画「原作」とした場合、漫画化できる作家さんがいるかどうか、採用しようとする編集さんがいるかどうか。
読んだ読者が理解してくれるだろうか…
特別そこを意識して書かれ投稿されて…続きを読む