これが本物のギャグ

 あかほりさとるさんや、中村うさぎさんなどに連なる、正統派ギャグですね。キャラたちがフザけていると「コラー、マジメにやれえ」とか作者が出てきて「わあ、作者が怒った」とかキャラたちが言ったりする。つまり、作品自体がフィクションであることをネタにする、というギミックを持つ小説のことです。ただ面白い味付けのものは「コメディ」に分類されます。正確に言うと「ギャグ」とは、作品自体を壊していくネタのことです。堂々と「読者サービス」と叫びつつヒロインの裸をウリにする、この作品。まさにギャグの王道と言えるでしょう。

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