読んでいる間、印象ががらりと変わるクリスマスの奇跡。

 敏腕女検事の前に現われた自称キムタク似の死神。
 彼はある取引を彼女に持ち掛ける――――。
 あまり既存の作品を持ち出すのは得策ではないのでしょうが、現代のクリスマスキャロルとも言えるストーリーテーリング。
 そして舞台に意外な登場人物が二人現れたことで、物語はさらに加速的に変貌します。
 死神を論破する舌戦や法知識、人物描写が印象的。
 彼女は真の自由を手に入れられるか。

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