最終話、ドクターの覚悟に涙する。

 自分が信じる正義を自分の責任で行使する、それだけのことに人は感動できる。それは誰もが世の理不尽に接してきたからだろうか。幼い頃に信じたものを、心のどこかで大切にしているからだろうか。
 人生をかけて築き上げてきた、権威、名誉、金……それらを全て失うリスクがあっても、親友の娘の光を取り戻すために彼はメスを手にする!
 ……いや、メスを使うのかどうかは知りませんけど!

 読みやすい文章でさらさらと読めました。心の準備をしながら読み進められる物語だと安心していたところに、熱いドクターの登場。不意をつかれて熱いものがこみ上げました(本当です)

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