笹谷周平

誠実なのにハーレムする主人公の矛盾を、本人の鈍さで誤魔化す――そんな世にあるラブコメとは一線を画す作品。 登場人物たちの行動すべてに理由がある。読者の納得感を大切にする。そんな作者…続きを読む

設定や大筋にはありふれたテンプレ感があるものの、次々と展開する事件のテンポが良く、飽きさせない面白さがあります。 しかもそれを毎日更新で実践している点に敬意を表します。 今後も誤字…続きを読む

情報源としての価値はまだ相当あるはずとはいえ、ムー大陸の権限を失った主人公に変わらない態度で接する神絵師お役人さんが素敵。
政治家さんとの対比が良かった。

ぐいぐいと引き込まれる構成と無駄のないストーリー展開で文句なしのエンターテイメントに仕上げられています。 少しだけ心配な点は、およそ50年前のセンスで書かれている（主人公の名前が「…続きを読む

　過去を抱えた面倒くさい登場人物たちの中で、三島だけが普通にストレートで可愛いくて可哀想です。 　登場人物たちのポジションが明確で、わかりやすく、男女の機微が連続していて、物語に…続きを読む

まず主人公に好感が持てます。そして女性陣が可愛い。 見どころは四つあります。 （１）いちいち現代の技術と食事に驚く異世界女性陣たちの可愛さ （２）異世界で継続する危機の行方と手助…続きを読む

スマホから現れるボクっ娘巫女妖精に癒されます。よく知りもしない他人のごく一部の言動を見ただけで、簡単に人を見下し蔑む主人公には気が滅入りますが、他は面白いです。

興味深い世界設定に引き込まれました。 世界には見ることも触れることもできないギミックが満載で、エーテル知覚がそのいずれかを認識・接触可能にすることで異能を引き出す。 薬物乱用をイメ…続きを読む

ほのぼのした何でもないような会話の中に、読者を引き付ける要素が散りばめられています。
最期に最初にたどり着く展開には思わずやられたと感じつつ、嫌味がないどころかほっこりしました。

　ほのぼの系になるとは思います。コンビニという日常の場所で主人公は普通の男、周囲に各種色物がそろって非日常を混ぜ込んでくる。その設定だけに頼っていないところがすごい。 　次から次へ…続きを読む

「至福の15分」。それは大切な人と過ごせる大切な時間。それを守るために戦い続ける。彼女を救うために、たやすく自らの死を決意できる。その想いに共感できたとき、物語から目を離せなくなり…続きを読む

素直に面白かった。 別作品の「死神に選ばれた女」では伏線がありがちな展開をミスリードしつつ、少し違った方へ展開する楽しさがありますが、本作は逆に伏線なしで先を読めない展開がドキドキ…続きを読む

　自分が信じる正義を自分の責任で行使する、それだけのことに人は感動できる。それは誰もが世の理不尽に接してきたからだろうか。幼い頃に信じたものを、心のどこかで大切にしているからだろう…続きを読む

発想を形にして掘り下げ、世界にした思考実験は（そこにサイエンスはなくても）SFっぽいなと感じました。設定にはかなり説得力を感じさせられたのですが、どこか最後まで非現実感を払拭できな…続きを読む