どんぶり勘定がデフォな日本神話に、ついに当局の刃が突きつけられた。それを回避するためにとった神々の(っていうかイザナギの)取った作戦とは?空前のオモシロ展開でお送りする神々の共演。まるでその場にいるかのような臨場感に酔いしれよ。
『日本の神は八百万もいねーじゃねーか!』という罪状でイザナギがワシントンD.Cの連邦最高裁判所で死刑判決を下されるという衝撃的な展開から始まる今作。当のイザナギと文殊菩薩の会話が面白く、物語にぐいぐいと引き込まれました。時々挟み込まれる一文の切れ味がたまりません。個人的には熊野午王法印の流れに腹筋崩壊しました。そして蛭子を側溝に流したのは産業廃棄物の不法投棄とかにひっかかりそうですがそのへん大丈夫なのか神々の裁判。その辺りも楽しみに、今後の展開に期待させていただきます。
日本人の祖霊信仰を真っ向から否定する古事記の粉飾決算疑惑。その疑惑をかけられたことにより、神々の父であるイザナギは死刑を宣告されてしまう。神仏習合の関係で巻き込まれた文殊菩薩さんを筆頭に、死刑回避に向けた神々の粉飾決算が始まるのであった!! 駄々っ子のイザナギと文殊エモンのコンビが面白いです。あと、何気に日本神話の勉強にもなる作品でした。
文化の違い?で、死刑判決を受けてしまう我らがイザナギ様。正義って怖いよね。死刑を避けるため、神水増し作戦を敢行するイザナギ様の未来はどっちだ!+タイトルが内容をいろいろと想像させられて好みでした。
>オーディンは突然の展開に片目しかない目をぱちぱちと瞬かせた。>かわいい。萌え。 まず目を奪われるのは法廷論争。 もうめちゃくちゃである。八百万の考え方をひっくり返してる。 読み進めると、ちょいちょいと出てくる神様たちの特徴。 よく調べてあるなぁと関心しました。 ギャグとしては面白い試みだと思います。 と読んでいて、イザナギ君がちょっとかわいそうになりました。 神様の水増しって一体……。>あと熊野の烏も巻き添えで三羽死ぬ。>烏が一体なにをしたというのか……。 ここ吹きました。 面白いです。 罰が当たるかも知れませんが。
聖★お兄さんみたいなノリで面白いです。自分が読んだ中で、最高の法廷喜劇です。
神話が現実に即したものでなかったらどう裁かれるのか。 歴史に明るくない方(レビュアーの自分)でも楽しめる内容です。 イザナギが水増し請求してる、と考えるとそれだけで面白い。 更新お待ちしてます。
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