概要
人生には、引き返すことができなくなる「分水嶺」がある
「たすけて」
サントエルマの森の女性大魔法使い、ラザラ・ポーリンのもとに、驚くべき知らせを伝える手紙が届けられた。それは、今まで存在すら知らなかった「弟」を名乗る者からの手紙……
「弟」とは一体、何者なのか?
次期、サントエルマの森の長を決める重要な時期にも関わらず、彼女は真実を求める旅に出る。そして彼女は、狂気にとらわれた邪悪な魔女である「妹」の存在も知ることとなる。
魔法と家族をめぐる運命の連環……彼女がくだす決断は、サントエルマの森の未来に何をもたらすのか?
時はイザヴェル歴462年――次代のサントエルマの森の長になるのは、〈サントエルマの影の使い手〉ラザラ・ポーリンか、〈白髪の美丈竜〉クレイ・フィラーゲンか、あるいは?……いざ、降りかかる宿命を背負い、駆け抜けよ!(36話完
サントエルマの森の女性大魔法使い、ラザラ・ポーリンのもとに、驚くべき知らせを伝える手紙が届けられた。それは、今まで存在すら知らなかった「弟」を名乗る者からの手紙……
「弟」とは一体、何者なのか?
次期、サントエルマの森の長を決める重要な時期にも関わらず、彼女は真実を求める旅に出る。そして彼女は、狂気にとらわれた邪悪な魔女である「妹」の存在も知ることとなる。
魔法と家族をめぐる運命の連環……彼女がくだす決断は、サントエルマの森の未来に何をもたらすのか?
時はイザヴェル歴462年――次代のサントエルマの森の長になるのは、〈サントエルマの影の使い手〉ラザラ・ポーリンか、〈白髪の美丈竜〉クレイ・フィラーゲンか、あるいは?……いざ、降りかかる宿命を背負い、駆け抜けよ!(36話完
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ジャンル本来のありようが蘇る、本当の意味での本格異世界ファンタジー
紹介文通りまさに「指輪物語」を思わせる、古典的かつ正統派の異世界ファンタジーでした。
もちろん昨今の各種テンプレからは大きく外れますが、異種族を巻き込んだ国盗り合戦、数値化されたバトルではない魔法使い同士の知恵比べと、本来の意味ではこちらこそがファンタジーらしいファンタジーと言える、まさに王道を行くかのような物語だったように思います。マイナージャンルだったファンタジーが、ゲームの要素やアニメ・コミック調の強いキャラクタードラマといった要素を取り込んで一般層に広まっていく過程で、いつしか取りこぼされた、忘れ去られた部分のエッセンスをぎゅっと凝縮したような、そんな往時の物語のありようを本作に見た…続きを読む