ある日、拙作にお★様がついており、
ドレドレどんなお方なんじゃいと上から目線で読みに行った私、
第1話を読み終え、心の中で土下座しておりました。
クオリティ高ええええええええ。
ギャグとシリアスの融合は私も得意とするところなのですが、
かなわない、というかこちらは質と方向性がまるで違う。
なんというのだろう、すべてが優しさに包まれているのです。たまにあるバイオレンスすらも。
主人公ラクナの自虐的なおっとりさ、彼女の一人称で進む物語だからでしょうか。
恨まない。
勝ちに興味もない。
自分に世界が救えるなど思ってもいない。
ただ、友情など身近に誠実。
剣を抜いてしまったから勇者扱いされてしまったけど、
とにかく内面は、ゆったり生きたいただの少女なのです。
それがたった一人の人間として奈落に落とされ、個性的な魔物たちに囲まれて厳しい環境の中で生きていかねばならないわけで、
応援しないわけにはいかないじゃないですか。
そうそう、この作品の魅力ですが、一人称であることをとにかく巧みに生かしているところにもあるでしょうか。ギャグにせよシリアスにせよ。
キャラの性格こそ違いますがスレイヤーズと似てるんですよね。一人称文体の活用の仕方が。
内面をすいすい語れてしまうことにより、ちょこっと情景描写が不足かなという場面もありますが、
おおむねラクナちゃんの内面が共感しながら読み進めることが出来ます。
それと個人的に注目して欲しいのが、コメント覧。
書き込んでいるみなさんっ、トゲがなくとにかく丸く優しい。
きっとラクナちゃんに癒され、純粋に共感、応援しているんですよ。
作品が、みなさんの優しさを引き出しているわけですよ。
こんな作品、書けるようになりたいなー、と素直に思います。
てかライバルですっ。ギャグとシリアスという点において、勝手に私のライバル認定ですっ! い、いつの日か私のも振り向かせてやるんだからねっ! (遠い視線で夕日を見る)
聖剣に選ばれたコミュ障勇者ラクナは、魔王を倒す旅に出る。
ラクナは魔王をあっさりと倒したものの、仲間の裏切りにあい、魔王と共に奈落へと落とされてしまう!
このお話は、奈落に落ちてしまったラクナちゃんが、魔王さんや奈落の管理者ヘル様たちと絆を結び、真実を求めて戦い旅するストーリー。
ラクナちゃんや魔王さんをはじめとした魅力的なキャラクターたちは、皆とっても個性的で、けれど優しくひたむきな、明るい子たちばかりです。
キャラクターたちの掛け合いが楽しくて、毎話くすりと笑わせてくれます。
けれどストーリーの主軸はシリアス。
互いの絆を深め合い、信じ合うシーンの数々では、じーんと来てしまいます。
感情を揺さぶるのが上手い!
笑いあり涙ありのハートフルな物語、読んでいて心が浄化されること間違いなし♪
第一部完結、おめでとうございます!
第二部も楽しみにしております( *´艸`)
#4までの感想で申し訳ないですが、作者の大入圭先生ははっきり言ってマジもんの天才だと思いました。
読み始めてすぐ、主人公の人となりが自然に入ってきて、プラス、状況展開やギャグがふんだんに詰め込まれている。
第一話目で読者をつかむって、こういうことかと思いました。
その後も、主人公の脳内暴走や、一緒に奈落に来たバラの匂いのあの人、とのコミカルな掛け合いがすごい速度で繰り広げられ、物語に引き込まれます。
※
文章でコメディを描くのって、実はかなり難しいことだと思います。
実際コメディを書こうと思ったら改行、空白、漢字の分量など、ネタ以外の部分でも大変な労力が必要だと思っていて、それをさらりとやってのける先生の才能に嫉妬してしまいました。
続きも必ず読みます。
ぜひ、これからも面白い作品を作っていただけたらと思っています。
ガンバレっ!!
1話目を読んでフフフと笑えた方は毎回笑えると思います。
登場人物全員癖があり、そして何より可愛いです!
お気に入りキャラはほぼ全員なのですが、強いてあげるなら勇者と魔王でしょうか。
卑屈さに関しては誰にも負けない残念な女勇者と、そんな勇者に寄り添い常に味方でいてくれる女子力高めの女魔王の仲良しな感じが読んでて微笑ましいです。
というか面白いです。
基本は仲良しなのに勇者の残念なファッションにだけは、「くそだせぇ」と辛辣になる魔王のギャップがまた良きです。
そんな二人を中心に癖しかないキャラ達が奮闘する冒険ファンタジーを、お時間ある時に是非読んでみてほしいです。
この小説を初めて読んだ時、僕は「これは大切にせねばならない」そう強く感じました。
小説と言うのはある種消耗品です。次から次へと消費されます。それはとても正しい事ですが、もう一段階上の価値観としてに「コレクションとして大切にする」という想いです。電子書籍でなく、これはリアルな紙媒体で買って、部屋の本棚に飾る。それが部屋にあるだけで幸せ。文庫化されたら、僕は絶対にそうする。
なぜそう思えるかと言うと、面白いの先にある「愛したくなるキャラ」が続出するとんでもない小説なのです。僕は全キャラが大好き。こういう作品は中々ないです。コメント欄でついこの主人公の口癖を書く事が多くなりがちです。
この作品は主人公の一人称で語られますが、その跳ねっぷりが見事で読んでいて何度笑わされた事か。センスが頭一つ抜けてます。
そしてそんなギャグかと思えば、とても感動的な胸を打つ回もあり、バトルシーンがこれまたカッコいい。そして物語は一切中だるみせず、ずっとその面白さをキープしている。
その理由は作者様の人柄にあると思います。とても誠実に書かれております。稀有な才能をお持ちの方が、ご自身の作品にとても深い愛情を注がねば、これ程の完成度は生まれません。
この作品はまだまだ広く世に知られ、まだまだ多くの需要を勝ち取れる、そんな絶大なポテンシャルを軽々と秘めております。万人に受けると言っても過言ではない間口の広さがあります。この作品を嫌うと言う発想を、僕は中々想像出来ません。
だから、お勧め致します。
お読み頂ければ、僕のこの楽しさを理解して頂きます。一緒に語れる人が増えたらいいなぁ、そんな事を考えています。是非、一読されて見て下さい(^^)/
他人と話すことすらままならない極度のコミュ障であるラクナは、伝説の剣を抜いてしまったせいで、勇者になってしまう。
勇者といえば仲間を集めて魔王を倒す!のが、普通なのだが、持ち前のコミュ障がまさかの結果を齎すことに······。
魔王との決戦にて、ラクナはあろうことか、その手で倒したはずの魔王を、助けてあげようと言い出す。
それがきっかけとなり、魔王の仲間と思われてしまったラクナは、魔王とともに奈落と呼ばれる深い穴へと落とされてしまったのだ。
そこで待っていたものとは――――。
勇者ラクナと魔王、そして奈落に身を置く魔族たちとの、全力友情ストーリー!
笑いあり、涙ありのホールライフ!
この世界の真実とはなにか?
その先の未来に何が待っているのか?
ぜひともご堪能あれ!
口を開くも言葉に出せず、
相手の話は、上の空。
熟考するも妄想世界、
コミュニケーション、どこへやら。
絵に描いたよなコミュ障の、陰キャ勇者が奈落で紡ぐ、
真の友情(?)物語。
出だしから急展開で勢いのあるストーリー!
その会話のテンポに惹き込まれたら、もう癖になってきます。
これだけ笑いが散りばめられているのに、しっかりとストーリーが進んでいくので、
飽きることなく読み続けられました。
コミュ障でありながら、なにかと人のためにも頑張れる主人公の行動に、
ついつい感情移入してしまいますね。
この、可笑しくも優しい世界をぜひ体験してみてください!
シリアス展開もあるし伏線も張られているのに、毎話しっかり笑いどころがあります!
これはすごいことですよ。
1話が長すぎるわけでもないのに、毎回ちゃんとストーリーを進めつつ、ギャグパートを差しはさむなんて!
さらに主人公の「ラクナ」ちゃんは応援したくなる女の子。
お気に入りの寝間着じゃないと眠れないくらい繊細なのに、伝説の剣に選ばれたために、勇者として魔王討伐に向かうこととなる。
でもやっぱり、仲間とうまくコミュニケーション取れないし、魔王を倒す寸前で、優しい彼女はとどめを刺せない。
実際に読むとラクナのコミュ障エピソードはもっと面白いのがたくさんあるので、ぜひ読んで下さい!
そんな彼女が魔物がはびこる(?)奈落で、友情を築いていく物語。
たまに、ほろりとさせられます。
感動シーンは決して押しつけがましくなく、ほとんどいつも笑わせてくれる本作、ストレスフルな毎日の癒しにぜひ読んでみましょう!!