美人公爵令嬢が前世で病むほど大好きだった相手が、実は前世の俺ということを絶対に隠し通さないといけない件について

　国で一、二を争うほど偉い貴族と言われているアナスタシア家の中でも歴代最高峰の才覚を持つと言われているシャーロット・アナスタシアに執事として仕えているアルは、十六歳の誕生日前日にシャーロットから前世の記憶が戻ったと言われた。
　前世のシャーロットには大好きだった男性が居るらしいが、もうその大好きだった人とは会えないと落ち込むシャーロットに、アルはその人を探すように提案する────が、翌日の誕生日に、シャーロットが前世で好きだった相手が自分だったということを思い出し、自分の前世を伝えようとするも、シャーロットの「彼を見つけたら、今度こそ離れ離れにならないようにこの家に……」という発言を聞いて、絶対に自分の正体をバラさないことを誓ったが────

※毎日18時15分辺りに投稿します！