概要
普段は人の多い場所に人がいない、不自然に閑散とした人工的空間のこと。見る者に不気味さや郷愁を引き起こすと言われる。インターネットを通じて広がった概念。
そこから派■■て、黄色■■屋をモ■■■とした「■■■■■■」という■市伝■が生■■■。■■■■■■■■■■。
【登場人物】
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マイクロブタの小次郎(1歳5ヶ月)オス
体長:50cm
体重:20kg
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「あなたは誰?」死者を見送る人が落ちていく、自分の存在が揺らぐ恐怖体験
毎日のように顔を合わせていた同僚から「あなたは誰?」と問われたら。
日常風景に潜む謎の空間に『落ちる』体験と、周囲の人から自分を忘れられていく恐怖を描くホラー作品です。
本作では、常識が覆される出来事が繰り返し起こります。
当たり前の秩序を揺さぶるような、日常の狭間の『リミナルスペース』の狂った描写が秀逸。文面から視覚的にゾッとする表現もあり、小説でホラーを読む醍醐味を感じました。
見慣れた場所が怖いということ。その異常さ。更にはそこに潜む異形のナニカ……
主人公・陣の職業は葬儀屋。日頃から死者を見送る立場の人です。
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…続きを読む - ★★★ Excellent!!!忘却、それは死よりも辛い定め
この作品で語られることは生と死。
人が生きるという事は無為の日々の積み重ねではなく、大切な人との思い出を紡いでいく行為。死とはまた完全なる消失ではなく、残された誰かの胸に思い出があり続ける限り、この世に存在を留められるもの。たとえ故人であろうと。
作者さんはそう語っています。
そして、最も恐ろしい事とは。
生きながらにして忘れ去られ、存在を消失すること。
人間関係が希薄になった昨今、それは何もオカルトに限らず起こり得ることなのです。単なる都市伝説と笑い飛ばせないある種の凄みがその辺に含まれていると感じました。
サイレントヒルや夜廻りのようなチェイスや心の闇を含んだホラーゲームが好きである…続きを読む - ★★★ Excellent!!!見慣れた空間が突然、不気味な空間に変貌したら、あなたならどうしますか?
葬儀屋で働く主人公は、通勤途中に奇妙な空間に迷い込みます。
そこは、主人公が普段から利用している駅の構内。その日常的な空間が、突然非日常的で不気味な空間に変わってしまいます。
主人公は、そこで怪物に遭遇し、そして一枚のカードを握って日常に戻ってきます。
それをきっかけに、主人公はときどき不気味な空間へと迷い込むようになり、それとともに日常が少しずつ変化していきます。
不気味な空間の謎
怪物の謎
空間から持ち帰った物の謎
変化していく日常の謎
その謎は、すべて最後の一瞬へと繋がっています。
追憶……主人公が忘れてしまった過去。それを思い出せた時、張り巡らされた伏線が全…続きを読む - ★★★ Excellent!!!なぜ?どうして?を追って踏み込み、怖さと切なさに心が揺れる
人でごった返している駅構内。陣は突如、奇妙な空間に引き込まれる。場所は元いた駅のままなのに、自分以外の一切の人間が消え失せ、様々なおかしなことが起きる……そんな体験と既視感、違和感を繰り返し、明らかになるのは――
ストーリーすべてが伏線です。バラバラに提示されるパズルのピースは、ひとつずつ確実に、読者に手渡されます。それが一体どう繋がって、どんな全体像になるのか?
たとえ何かひとつを推測できても、なぜ?どうして?と新たな疑問が生まれる情報の出し方が巧みです。常に先が気になり、夢中でグイグイ読み進めちゃいました!
ホラー的な演出も魅力的です。それはグロテスクな恐怖だったり、追われる緊張感だ…続きを読む