概要
守るために偽り続ける王女と、王女の幸福を願う辺境伯子息の話
十五歳の春、サンドルト辺境伯家の次男ハルヴェルは、傲岸不遜な軍国主義者である王女リディエラと出会った。当初、王位を狙う他に戦争まで企てていると噂される王女を軽蔑していたハルヴェルだったが、逢瀬を重ねるにつれ、本当のリディエラが非力な十四歳の少女でしかないことを知る。
人目を忍びながら、二人は惹かれ合っていった。――ところが、その日々は永遠には続かない。入り乱れる過去と思惑は、自由を許されないリディエラに更なる孤独を強い、リディエラの微笑みを望むハルヴェルに決断を迫る。
人目を忍びながら、二人は惹かれ合っていった。――ところが、その日々は永遠には続かない。入り乱れる過去と思惑は、自由を許されないリディエラに更なる孤独を強い、リディエラの微笑みを望むハルヴェルに決断を迫る。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?