概要
夜を生きる男と、男を慕う女の、ゆるくてあぶない非日常
時は1999年。東京湾に浮かぶ人工島「昭京府」に首都が移転された、「ちょっと違う歴史を辿った」日本。
島で暮らす「碧陽」はある日、他愛のないトラブルに対処した直後、「時國セシル」と名乗る女と出会った。
セシルは陽と過去に接点があったと言い張るが、陽にその覚えはまるでない。
勢いのままセシルに付き纏われる形となった陽は、セシルと「夜の日常」を共にするが…
人には言えない「力」を持ち、夜の間しか起きられなくなった男。
そんな男と接点を持ち、男に執着し、遂には男の隣に居座った女。
この2人の周りで起きる、ちょっと危なくも、シリアスになり切れない夜の物語。
島で暮らす「碧陽」はある日、他愛のないトラブルに対処した直後、「時國セシル」と名乗る女と出会った。
セシルは陽と過去に接点があったと言い張るが、陽にその覚えはまるでない。
勢いのままセシルに付き纏われる形となった陽は、セシルと「夜の日常」を共にするが…
人には言えない「力」を持ち、夜の間しか起きられなくなった男。
そんな男と接点を持ち、男に執着し、遂には男の隣に居座った女。
この2人の周りで起きる、ちょっと危なくも、シリアスになり切れない夜の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!設定に『こだわり』が見える真夜中の物語です
ありえたかもしれない少し昔の日本を舞台に、特別な右眼の影響で真夜中にしか活動できない主人公・陽と、色々ハチャメチャなヒロイン・セシルによるアクション。
主人公の記憶が曖昧で分からないことが多い展開は、先が先がと気になるストーリー仕立て。注目なのは作中に描写される銃器や車が細かく、作者の『こだわり』がビシビシ感じられました。
割と猛アタックするセシルとそれをいなす陽の軽快な掛け合いや、作中のアクションもテンポよく読みやすい内容で面白い!
(なによりセシルが可愛いですよ……!)
コアな『こだわり』が垣間見える一風変わった右眼が疼く現代ファンタジー。
真夜中の非日常、おすすめです。