概要
戦火で全てを失った東京で、もう一度幸せを掴みたい、と抗う人々の物語。
(2024年、カクヨムコン9に向け改定加筆版『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』
https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547
を執筆、完成させました。本作品は改稿版完成後もこのまま残す予定ですが、初見の方は『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』をお読みいただけると嬉しいです。)
1947年。東京の下町、厩橋そばのバラックに住む21歳の女性、横澤かつらは弟の康史郎と2人暮らし。昼は縫製工場、夜は両国駅近くのヤミ市の食堂「まつり」で働いている。酔いつぶれていた捕虜収容所帰りの青年、京極隆を助けたことから二人は互いに惹かれていくが、その影で地上げ屋がバラックの建つ土地を狙い、康史郎に罠をかけようとしていた。
戦争で辛い過去を持つかつらと隆。隆はかつ
https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547
を執筆、完成させました。本作品は改稿版完成後もこのまま残す予定ですが、初見の方は『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』をお読みいただけると嬉しいです。)
1947年。東京の下町、厩橋そばのバラックに住む21歳の女性、横澤かつらは弟の康史郎と2人暮らし。昼は縫製工場、夜は両国駅近くのヤミ市の食堂「まつり」で働いている。酔いつぶれていた捕虜収容所帰りの青年、京極隆を助けたことから二人は互いに惹かれていくが、その影で地上げ屋がバラックの建つ土地を狙い、康史郎に罠をかけようとしていた。
戦争で辛い過去を持つかつらと隆。隆はかつ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!二人の出会いが変えたのは運命か、それとも未来か。
手を取り合って、苦しい時代を超えて行け。
胸が締め付けられるような愛、必死に生きる彼らの物語。
【物語は】
太平洋戦争の終戦の二年後が舞台。
主人公の『かつら』が闇市にて弟のズックを購入し勤め先に急いでいたところ、何者かに体当たりされその反動で購入したズックの包みを落としてしまう。
それを拾ってくれたのが先日勤め先の一つで出会った青年だったのである。この再会が彼女に齎す運命とは?
【物語の舞台について】
戦争にて家族を失い弟と二人、元は家のあった場所に焼け残りの木材やトタンで作ったバラックで暮らしていた。
終戦から二年も経つのにこのような暮らしをしている人が多いことから、復…続きを読む