概要
漢字るかい?それとも微漢字るかい?偽漢字るじゃないのかい?
ふとしたことから異世界に転移したごくごく普通の珍名高校一年生、「愛咲 丹生人(アイザク ニュート」は、日本各地の珍名高校一年生四十名ほどと共に、諸々を取り仕切る猫耳女神から有無を言わさず「能力」を与えられ、なぜか正体不明の「七曜」と呼ばれる「敵」を倒すことを強制されてしまう。漢字の部首を模した能力を宿す謎の黒い玉「部首魂《ラディカルソウル》」……使い方次第では世界を統べる代物であることをいち早く察した漢字検定準一級保持者であるところのニュートだったが、自らが引いた「部首」は使いどころも該当漢字すらも定かではないマイナー部首「鼎(かなえ)」なのであった……開幕直後の絶望の中で、それでも次々おみそ仲間を得ていくニュート。噛ませ犬という概念を擬人化したかのようなイキれ眼鏡坊主「タカアリ アリタカ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!聖★漢闘士よ、思い付け!その部首を使う漢字を!燃やせ小さな宇宙を!
桃色の雲の上、窓や壁、天井もない教室で妙年齢の語尾が犬だか猫だか分からない女性からこう告げられるのです。
「これからアナタたちには殺し合いをしてもらいます」と。
全国から集められし変わった名字の「珍名高校一年生」は『部首』を与えられ『漢字』を使ってこの殺し合いに挑むのです。
なんのことだ? って思われるでしょうが、そうなんだとしか言えません。
著者であるgaction9969様が執筆される作品はどれも言葉の厳選、使い方、ルビの読み方、発想そして表現にいつも驚かされ笑わせてくれます。この作品も例外なくそうなんです。
『鼎』なんて字使ったこともないですけどこれを平然と使ってくるあたり、セン…続きを読む