桃色の雲の上、窓や壁、天井もない教室で妙年齢の語尾が犬だか猫だか分からない女性からこう告げられるのです。
「これからアナタたちには殺し合いをしてもらいます」と。
全国から集められし変わった名字の「珍名高校一年生」は『部首』を与えられ『漢字』を使ってこの殺し合いに挑むのです。
なんのことだ? って思われるでしょうが、そうなんだとしか言えません。
著者であるgaction9969様が執筆される作品はどれも言葉の厳選、使い方、ルビの読み方、発想そして表現にいつも驚かされ笑わせてくれます。この作品も例外なくそうなんです。
『鼎』なんて字使ったこともないですけどこれを平然と使ってくるあたり、センスの塊だと思います。
この面白さは私が伝えるより絶対に読んだら分かります。
レビュー放棄だと言われても言います。読めばこの面白さが分かります。そしてはまります!