第1話　巌のように揺るがない一つの事実

第2話　早朝の公園で食べるトマト味のリゾット

第3話　あなたはお母さんとよく匂いが似ている

第4話　ヨーグルトの容器の蓋をあける要領で

第5話　どうして変態ばかり寄ってくるのかしら

第6話　この影はこの世のものではない

第7話　十四歳の狐少女に馬乗りにされるという経験

第8話　もうそろそろ尻尾のほうは……いい

第9話　青少年健全育成条例って知ってる？

第10話　「何でもいい」は一番困る回答

第11話　採血と尿検査、問診と雑談

第12話　いつもと違う、あまりよくない匂い

第13話　冗談にしてはやり過ぎないたずら

第14話　黒のパンツの上にシースルーのナイトウェア

第15話　誰が、何に対して怒っているのか

第16話　その影は何も応えてはくれなかった

第17話　それまでの自分がどれだけ孤独であったか

第18話　不吉な沈黙のように閉ざされた扉

第19話　意味を通わせる記号も、温かい言葉もなく

第20話　私の盗まれた影はどこにある？

第21話　お姉さん、今夜一緒に寝てもいい？

第22話　すっごく良かったゆうべのあれ

第23話　お兄さんは変わってませんね

第24話　これは、私の遺言である

第25話　どちらかというと告白、あるいは懺悔

第26話　被験体は大抵ランダムに選ばれる

第27話　見る者と見られる者はいずれ入れ替わる

第28話　天が許そうとも私が許さない

第29話　てっきり18禁動画かと思った

第30話　もはや冗談が通用する段階は過ぎ去った

第31話　あなたの帰りをお待ちしておりました

第32話　私はたまたま選ばれたにすぎない

第33話　世界を終わらせる

第34話　太陽はどこにも見当たらない

第35話　ここは影の中の世界にござる

第36話　是非もなし是非もなし

第37話　元の世界に。ぼくたちの家に。

第38話　やっと君の場所に辿り着いた

第39話　変な声が出そうになる甘噛み

第40話　ANYWHERE OUT OF THE SHADOW.

第41話　まるで何かを訴える合図のように

第42話　私はここにいないはずの人間です

第43話　やばたにえんでござる

第44話　あなたのおかげで、私たちはここにいる

第45話　あなたと離れたくない

第46話　お帰りなさい、お兄さん

第47話　『ぼくたち』の中に、私は含まれない

第48話　影が私のあとを追って来ないように

第49話　結婚するまではコンドームを

第50話　ロールシャッハテストのインクのしみ