天装戦人 ＤＵＮ∀ＩＤ

天沼島――日本列島南部に浮かぶ人工島。
太陽光集積衛星の恩恵によりネットワーク技術が高度に発達した島。
柊朱翔は落雷にて記憶喪失中の一六歳の高校生。
通信端末ありきの生活や自分を知る知らない他人に息苦しさと身体の重さを感じながら、騒がしくも頼もしい友人たちと穏やかな日々を過ごしていた。
穏やかな日々は巨大生物出現にて終わり、ビルの崩落に友人が巻き込まれる。
瀕死の重傷を負った友人に朱翔は最期まで寄り添った時、記憶にある雷が走るなり気づけば巨大生物と対峙する巨人になっていた。