おっさんとしては、非常に癒されます。例えば、サイバーなのにどこか昭和〜平成感と下町感がある居酒屋。首筋や耳の有線ソケット類。おっさん価値観と可愛いの共存などなど。また、最近の世の中では曇らせが流行りに見えますが、この作品では単に悲しませて依存させる傾向というよりは、純粋に心配かけて大事にされる系で、尊いのが良いです。私はその方が安心して見ていられるので。読者としても、後方腕組みで泣きながら頷きながら主人公と仲間たちを大事に見守りたいような、そんな作品です。
古典的フルボーグを通り過ぎて、主人公はサクラ印のマーガリン(差別スラング)しかも10%成功率の実験体。でも中身は転生物の社畜バター。意味が分からない?読めば分かるさ。最近流行らないサイバーパンクはUSBの様に生きていたと実感出来ますよ。
ストーリーに曇らせの要素が散りばめてあり、続きがとても気になります。
テンポ良し、違和感なくスラスラ読めて曇らせの片鱗も散りばめられて期待感しかない!
USB規格、まだ生きてたんだ。そんな軽いノリのジョークがでちゃう中身おじさん美少女と、――「働けるから、私は幸せ」――無垢な笑顔で社畜精神を燃やすその歪さに絶句し、悲痛な瞳で見守るしかない同僚たち。この対比が驚くほど鋭利で、残酷。そして物語を加速させる。本人が「青春」を感じるほど、読者はその「異常」に震えるという構造。この噛み合わない切なさの先にどんな物語が待っているのか……脊椎から感情制御されたい方に、オススメ。