概要
想いを描くバトルファンタジー! 少年少女は神の創造を超え世界を変える!
——バキャッ!
巨大な化け物の頭を吹き飛ばしたのは、紅い髪をした美しい少女だった。
彼女は、倒れた俺に手を伸ばし、み空色の綺麗な青い瞳を向け「神々が暇潰しに創った世界へようこそ」と笑う。
俺は命を助けられ、この世界を知る事になる。
そして……生き残る為、戦いの日々がはじまったんだ。
——神は退屈だった。故に世界を創り、暇をつぶそうとした。
人を創り飽き、魔物を創り飽き、様々なものを創り……飽きた。
——最後に神血を一滴、世界におとす。
知らない世界で目を覚ます少年……。
化け物に喰い殺される所を、少女に救われる。
その少女は不思議な力を持っていた……神血の力を。
そこは神の力が支配し、人《トイイコル》と災厄《ディザイコル》が殺しあう世界だった。
そこでは……全てが……神の玩
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!師匠でも仲間でもなく
本作は神の気まぐれにより現実と異世界が統合された世界を舞台に、記憶を失った主人公が神の血を持つ少女と出会うところから始まります。
少女に師事し、徐々に自身にもある神の血の使い方と世界の在り方を学んだ主人公は、やがてパーティを組んで仲間となります。そして、互いに淡い想いを抱きながら前へと進んでいこうとした矢先、思いもよらぬ事態が二人に襲いかかるのでした。
少年が少女に命を救われて、絆を深めながら共に旅をする、比較的オーソドックスな展開のように見えて、第一章最後の突然の展開といい、冒頭の主人公の前身と思われるエピソードといい、それだけではない何かを秘めている未知数の作品です。