本作は神の気まぐれにより現実と異世界が統合された世界を舞台に、記憶を失った主人公が神の血を持つ少女と出会うところから始まります。
少女に師事し、徐々に自身にもある神の血の使い方と世界の在り方を学んだ主人公は、やがてパーティを組んで仲間となります。そして、互いに淡い想いを抱きながら前へと進んでいこうとした矢先、思いもよらぬ事態が二人に襲いかかるのでした。
少年が少女に命を救われて、絆を深めながら共に旅をする、比較的オーソドックスな展開のように見えて、第一章最後の突然の展開といい、冒頭の主人公の前身と思われるエピソードといい、それだけではない何かを秘めている未知数の作品です。