第2話 翌朝


 目が覚めた。


 昨日の夢はなんだったのか。


 そして・・・



「今視界の端にあるメールアイコンはいったい何なんだ!?」



 うん、一人なのに思わず言葉が出て驚いた。

 視界の右端にメールアイコンのような物がある。


 って、これどうやって開くんだ?


 開け!って念じれば・・・開いた。


 *******


 件名:おめでとうございます!


 本文:

 この度は地球全人類年末ジャンボ能力くじの1等のご当選おめでとうございます。

 担当者より連絡があったかと思いますが、改めまして連絡した次第です。


 以下の能力を付与致します。


 1:空間収納


 2:鑑定(能力分のみ)


 3:制服


 各能力の詳細は別途メールにて確認下さい。



 *******


 やっぱり今も夢の中なのか?

そして、「地球全人類年末ジャンボ能力くじ」とは一体・・・

 いや、それはいい。

 ただ、この能力・・・


『重要な点として『能力』は、本人の心の中にある物で特に思いの強い物にまつわる能力になる』



 ・・・そして、能力「制服」。


『征服』ではない。


『制服』


 着る衣装の制服だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る