急所・弱点を狙う

 頑強な部位を攻めてもこちらが疲弊するだけだ。一撃を無駄にしないためには、相手の急所・弱点を攻めなければ。

 甲冑を着た相手の間接部位から隙間を狙う、などはその良い例だろう。


 曰く、主な人体の急所は三角形を描きながら配置されているそうな。

 すなわち、

・頭頂

・こめかみ

人中じんちゅう(鼻と唇の間)

腋下えきか

鳩尾みぞおち

・脇腹

・下腹

である。


 急所と呼ばれなくとも、人体の構造的に弱い部位を攻めるのは有効だ。

 例えば指を取ったり(いわゆる指取り)、爪の付け根を圧迫したり(特に足指の踏みつけ)、眼球を突いたり、耳たぶや髪の毛を引っ張ったり……。

 直接的なダメージにはならないが、相手の勢いを削ぐには有用だ。

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