【体験レポ】戦国体感セミナー 弓編
最後に弓だ。
本体は竹、弦にはパラシュート用のワイヤーが用いられている。矢も本体は竹で、鏃部分は安全のため紙を団子状に巻き付けてある。
弓の全長は一間(1.8m)程度。下から1/3の位置を保持する。
立射はやや肩幅より少し開いた程度に立ち、後ろの足に体重を落としながら体で弦を引く。中国武術の
弦は肩まで引かない。連射性のためにも引き幅を短くし、アーチェリーのように顔付けで射たそうだ。というより、陣笠に干渉してしまい肩まで引けないというのも実情ではなかろうか。
大勢が同時に矢を射る場合は、前方の人間は片膝を突いた低い姿勢で射ることもある。左前で左膝を地面に突き、同様に体をやや後方の右脚に寄せて傾がせるように引く。弓を立てると地面に触れてしまうため、斜めに傾ける。
実際に射てみたところ、上腕内側を弦が擦った。腕はまっすぐ伸ばすのではなく、やや湾曲させるのが良いのかも知れない(その辺りを座学の時に説明されていた気もするが、メモがなく曖昧だ)。
弓道でいうところの「返し」はしない。返しとは、弓本体の厚みにより矢が右側に逸れて飛ぶことを防ぐため、射た瞬間に弓を手中で半回転させる技術のことだ。
しかし合戦内での弓はとにかく命中率より量なので、そんな小技は不要だったということだ。
立射と膝射でそれぞれ何本ずつか射て弓の実技も終了。
最後は再び屋内へ戻り、受講証明書を授与される。
これによりガチ合戦で伍長(五人部隊の長)の任を得られるそうだ。次回は七月に忍者の武器と戦闘方法のセミナー、およびガチ甲冑合戦を開催するとのこと。
ご興味ある方は参加されてみてはいかがだろうか(本当は紹介URLを載せたかったが見つからなかった。まだ募集前なのだろうか)。
(余談)
そういえば「ドライバーを棒手裏剣に見立てる方法がある」と仰られていた。剣術編「小さくても強力」で「ドライバーは重心の関係で投擲に向かない」と書いていたが、前言撤回する必要がありそうだ。
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