緯糸ひつじ

王の間にある玉座が逃げ出した。 逃げ出した玉座を捕らえた者こそが、次の王だ。 王になることを望まなくても参加していい。捕まえさえすれば自分の世界をひっくり返すほどの対価は得れるに…続きを読む

メメント・モリ。それについての物語だと思いました。 死を想え、とか、死を忘るなかれ、っていう警句です。いつか死ぬ身だと理解して今を全うしろ、みたいなことばで、すごい真っ当で有無を言…続きを読む

この小説の良さを説明しようと思うと悩みます。 ひとこと紹介やタイトルにあるような言葉遊びの巧みさがNicoさんの魅力なので、とにかく読んでもらったほうが説明するよりも手っ取り早いん…続きを読む

おすすめです。たくさんの人に読んで欲しいです。

「最高にカッコいいな、これ！」 あまりのカッコよさに、読み終わった瞬間そう言った。 ただ、このカッコよさはカクヨムには稀なんじゃないか、とも思った。 冷徹で重厚なカッコいいとか…続きを読む

先に言っとくけど、これはレビューじゃない、読みたいモノを見つけ出した喜びを叫んだようなものだ。 それに、べつにレビューなんて無かったっていいだろ？ 偶然この小説がカクヨムに転…続きを読む

自然の摂理に対して、不遜な言い回しの「ひとこと紹介」になりましたが、僕はそんな気持ちになりました。 なにせ、めっちゃ切ない。切なイイ話です。 薮坂さんは、この作品で初めてファンタ…続きを読む

申し訳ありません！ひとこと紹介の無粋な一言、作中には一切出ません！ 重ねて言いますが、この小説に対する読者(自分)の声です！ 素敵に魅力を伝えるレビューが多く、どうレビューを書こ…続きを読む

本当に最高でした！ めちゃくちゃ熱いし、面白かったです。 ジャカルタから放たれた拳は、三ヶ月先、日本のリングまで真っ直ぐ伸びていく。 その過程で、色んな人の想いを載っけていき、最…続きを読む

一回か二回、見返しに来ていると思います。 本作の魅力は、ずばり津田です。 なんか冷静なのだけど芯まで冷めきってはいないというか。達観してるけど、詰めが甘いというか。 そんな津田の感…続きを読む

この小説の作者さんの名前は「やぶさか」さんですが、一度国語辞典で開いて意味を調べてみましょう。 「やぶさか」 〈意味〉 1：物惜しみするさま。けちなさま。 2：ためらうさま。思い…続きを読む

すみません！ひとこと紹介の文は、内容と全く関係のない、ただの回文です！ この作品を読んで思い出しただけでした。 しかし、上記のように不思議な文章になりがちな回文を、綺麗にストー…続きを読む

下手なりに気の利いたレビューを書きたいと、僕はいつも思っています。 だけれど、いくら考えても「まがまって何だ」という思考に持って行かれてしまいます。 一言で伝えられないから、「ま…続きを読む

「ロボット、ガシャーン！ロケットパーンチ！」 ロボットを戦わすカッコイイは、子供の頃からちゃんと刻み込んでいます。 燃えないはずありません。 「カッコイイとは、こういうことさ」 …続きを読む

生まれる前のことって、あまり想像しないけど、死ぬ先のことはいろいろ想像している。地獄とか、天国とか、輪廻とか、まぁ、いろいろと。たぶん体験したことないし、できないからだと思う。 想…続きを読む

過去の延長線上に現在の僕らは居る。 だから、同じ日本人なのだけれど、 顔を突き合わせて会話してみると、こうも考え方が違うんだな、と改めて気づかされます。 タイムスリップものだから、…続きを読む

人々は、圧倒的な力(例えば自然災害とか、戻らない時間とか)を目にして、制御できない範疇のものを知る。無力感に襲われ、いろいろ諦めていく。 そんなものでしょ、普通。だから惹かれるん…続きを読む

「なぐるふぁるの鬼娘」の物語内で、作中作の恋物語「春のあなたに」が奇怪な力によって演じられる。 現実と物語の境界線が薄まって消えるようなメタな感じと、伝奇の奇々怪々な雰囲気の、この…続きを読む

とにかく熱くなれる。知略と想いが重なり、物語が大きくうねる群像劇としても、ほんとに凄い！ みんなに見せ場があるところも、レアリティを覆そうとする物語らしくて好きです。 とりあえず3…続きを読む

のかな、と思えました。 どこかでゆるく登場人物達が繋がって物語が作られていて、カクヨムでは僕は初めて見たタイプです。 知らないふりして被害者面したり、会う口実に利用してみたり、…続きを読む

と、思った。 登場人物のやり取りが心地好くて、けれど皆、本心の部分は隠していたりして。 誰かを尊重しようとする人の温かさが、全編包んでいました。 時間の感覚がむにゅーと延びて、潮…続きを読む

復讐心、闘いへの快楽と葛藤、因縁、再戦。 少年少女の熱くも秘めた思いは、戦闘中の選択で示されていく。 世界観や登場人物の設定は、全て闘いの為にあるんじゃないか、と思うくらい、戦闘…続きを読む

読み終わった後も、心が弾むような気分が続く小説は、なかなか無いけど、まさしくそんな本。一気読みしました。 癖のある人物達が、閉ざされたペンションであーだこーだと、死人を決める。 …続きを読む

パンが香るような雰囲気とか、冷えた空気感とか、BGMの音とか、さりげなく五感を刺激する文章が、素敵です。

おすすめです。

主人公が、カッコ良い！ 胸が熱くなる展開の連続！ 心がドルゥンと高鳴るストーリー、速さに身を委ねて読みました。 矛盾をはらみながらも、己の矜持を全うしようとする彼等の生き様に、惚…続きを読む

すっと読みきって、あぁ、いいなってなって、ホント言葉に出来ないのが腹立たしいけど心に沁みた。
行間の中にたくさん情景が見える。こんな文章、書きたいです。

最期を切り取ると、その人に生涯が見えてくる。
函館では桜は五月に咲くんだ。土方歳三は、やっぱり画になる。とってもカッコよかったです。

なんとなくモヤモヤしていたことを、言葉にしてくれた感じです。
文章を書く上で、指針になります。

僕もレビュー読み返してみます！

やわらかい文体で読みやすく、尚且つ、センスオブワンダー的な気分。お得な感じ。

面白かったです。
もう技術的に出来そうな話だし、目と鼻の先のSF小説でした。

一行一行が予想を裏切っては、思わぬところへ行っちゃう感じです。 この作品の狂気は、本物の奴だ。 言葉に出来ない感情を抱いて、読み終わったらどっと疲れる。 凄い、ただ凄い作品で…続きを読む

フフッと笑えるナイス短編！

流し読みでもしようと思ったら、結構入り込んでしまった。
コテコテでバカバカしいことに本気になるって、やっぱり青春ですね。
美味しく頂きました。

僕の好きなSFショートショートの真ん中かも。

星新一っぽく感じる正統派です。

何となく、尾までぎっしりアンコが入ってる、たい焼きのイメージ。

読みやすくて短いのに、情報量が多くて満腹感がある。

皮肉もたっぷり、オチまで旨い！

まだ序盤なので、あと２つはまた今度つけるとして、期待して見てます。

詩の良し悪しが僕には分からないのですが、ふと思い出す強烈なイメージがあります。それが、これです。 言葉が現実に重なって、読後には違う景色が見えてくる。そんな体験をさせてくれるもの…続きを読む

スマホで縦スクロール。 ページはどこまでもひと繋ぎ、１ページに納めるという制約がない。 本という媒体では出来ないことを、やっているから好き。 するすると滑らせて、昇る字を眺める…続きを読む