概要
守りたいもの、見つけたいものがある。
南イタリアのとある島。山の斜面にある階段だらけの街で、宿を営む車いすのルキッラ。
コックの日系人マサキ、それにお手伝いのヴィットーリオと合わせて三人で切り盛りするその宿に、二人のお客さんがやってきた。
三日間のドタバタ劇?!
コックの日系人マサキ、それにお手伝いのヴィットーリオと合わせて三人で切り盛りするその宿に、二人のお客さんがやってきた。
三日間のドタバタ劇?!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ずっと近くに有り続けると、かえって見えなくなるものがある
イタリアの片田舎の旅館やってきた女性二人の日本人客。
その二人と触れ合う三日間で宿のオーナー、ルキッラと料理人のマサキはどう変わるのか?
ルキッラとマサキは長い間の付き合い、
お互いのことはよく分かっているけれど、本当の気持ちがかえって分からない。
そこに異国の女性二人が来ることで、見えていたのに気づかなかった
ことが分かる、そんなありふれた日常を切り取った作品です。
そこにずっとあったのに見えない、気づかないことって
よくありますよね。
外から来た人にはすぐにわかること、それをルキッラとマサキは教えられる訳ですが、なかなかに日常ドラマな展開です。
イタリアの照りつける太陽、美しい海…続きを読む - ★★★ Excellent!!!どんな場所にもドラマはある。それが海外でも同じ事
日本人観光客にちょっと人気が出始めたイタリアの宿の物語。
個人経営の宿は経営者含めて3人しかいません。ですから、必然と観光客との距離は近くなます。どんな人間にもドラマが存在する。作者プロフェッサー・ロドリーゴの真骨頂とも言えるヒューマンドラマが展開されます。
初めて作者様の作品を読んだ方なら、丁寧に描かれた人間心理に背景描写。登場人物達の生き生きとした描写に癖がなく読みやすいと思います。
そして、他の作品も網羅されている読者はスピンオフの楽しみに酔いながら楽しめるでしょう。
優しく、そして温かい癒しを与えてくれる。人との関わりの大切さ。
毎日を淡々と生きていると忘れてしまいそうな感情を思い…続きを読む