面白い作品でした。←ダメなレビューの例。
…というように、作者様のBABY METALへの熱き想いが綴られている中で、どんな言葉が読み手の心に響くのかということを教えてもらいました。
BABY METALの良さを伝えるために作者様が四苦八苦した具体例が、他の人の心に響く(あるいは響かない)例としてわかりやすく示されています。
なるほど!と読み終わった後にこのレビューを書いてみているのですが、なかなかどうして心に響く言葉を綴るのはやっぱり難しいものですね。
レビューの腕を磨く方向性を教えていただいたので、あとは鍛錬あるのみです!
僕はBABYMETAL大好きですよ。AKBとか、ももクロとか、とは別物。僕はメタリカとかスレイヤーとかブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインとか純粋にメタルが好きなんですね。BABYMETALは歴としたメタルだし、3人共可愛いし、1stが全米187位にランクインし、世界中のフェスをツアーし、ソニスフィアでもライブし、そして満をじして2ndが発売。全米100位以内には確実にランクインするだろう、とは思ってましたが蓋を開けたら39位の快挙。あの伝説のバンド「オアシス」だって、解散間際はそれくらいのランクなので、海外では評価されてます。それに海外では「メタル再評価」のブームもあり、しっかりブームに乗っかって人気を泊してます。3作目が発売される頃には全米1位も狙えます。ラムシュタインというドイツ語で歌うバンドもアメリカで評価されてますし、演奏主体のメタルだからこそ言語の壁も乗り越えるのです。実際、我々も英語の洋楽を聴いているわけですから。ウェンブリーではウォール・オブ・デスやモッシュピットも巻き起こりライブはアイドルというよりかメタルそのものです。まず曲がいい。メタル好きから見ても演奏が上手い。3人共可愛い。文句の付けようがないじゃないですか。ちなみに大阪オンリーですがサマソニにも今年出演します。見に行きます。「THE ONE」とか名バラードですよ。小説も同じ。ブームに一番最初に乗るのがパイオニアですよ、歩道橋の音楽、とかもそうですね。
「伝わる言葉」をBABYMETALを通じて考察したエッセイもの。
「クオリア」という言葉があります。小難しい話になってしまうのでここでは割愛しますが、すごくザックリと「主観的な感覚」とでも言いましょうか。「暑い」とか「寒い」とか、「赤い」とか「青い」とかです。そしてそれらは「結果」でしかないのです。
つまり何が言いたいかというと、結局「体験」から得られるものは主観的であり、その結果だけを伝えたところで、それが主観的である以上十全に伝わらないということです。
そして伝わらないからこそ、それを補填する要素が必要なのです。つまり体験した結果どうなったのかと。
……なんか脱線気味のレビュー(これはレビューなのか?)になってしまいましたが、一応これがこのエッセイを読んで私が感じたことです。そしてそう感じたからこそ、私はこれまで書いてきたレビューを今一度見直すことにしました。過去のレビューもそうだしこれからのレビューも、人に伝わるよう工夫していこうと思います。
レビューの文章で一度でも悩んだことのある方、是非ともこのエッセイを読んでみてください。