ソーシャル・レアリティ

作者 橋本

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★★★ Excellent!!!

 自分たちの価値を認めてほしい、強くなりたい、世界の一員でありたい。登場人物たちの願いの根底は同じなのに、運営とプレイヤーが生み出した格差が、彼らの絆と役目を引き裂き歪ませていく――――世のソーシャルゲームひいては人間の在り方を問うと言っていい作品です。

 ゲームが人気になり、キャラが増え、愛でられるほどに生まれていく強さと人気の格差を下地に、ゲームキャラたちの負の感情と悲哀と思惑が交錯する世界観は、ゲームキャラたちのものではあるものの現実世界に通じるものがあり、胸が痛くなるほど共感できて、独特の深みがあります。余計な展開もなく、隅から隅までが世界の説明と後の展開に活かされている場面構成も、よく考えられていて見事の一言。ソーシャルゲームをしない人でも、異世界の嫉妬渦巻く人間ドラマとして充分楽しめるはずです。

 読んでいるうちに、今までやってきた数々のゲームのキャラに、土下座で謝りたくなりました。中途半端なスキルだから使えないって言ってごめんなさい……!
 それとなんだか、今やってるゲームのキャラたちを平等に愛でたくなりました。いえ、いつもできるだけ平等にとは思っているのですがね……。

★★★ Excellent!!!

とにかく熱くなれる。知略と想いが重なり、物語が大きくうねる群像劇としても、ほんとに凄い! みんなに見せ場があるところも、レアリティを覆そうとする物語らしくて好きです。
とりあえず3話まで、読んでほしいと思います。
僕は、心を鷲掴みされました。
カインと一緒に絶望し、フリージアと一緒にほくそ笑み、バルバトスと一緒に憂い、心が忙しなく動いているうちに、最終回へ。

ソシャゲあんまり、やらないです。が、めちゃめちゃ面白かったです。

おすすめです。

★★★ Excellent!!!

 ゲームにおける格付けは非常に激しい。強さだけを求めるプレイヤーにとってはまさにそれは全てである。
 だが、どれだけ価値がなくてもそこに存在するキャラクター達がいるのだ。
 ポケモンのカリンの名言を思い出させるテーマでした。とにかくソーシャルゲームをやった方には共感できる内容です! そして何より面白い!
 ゲームファンタジーが好きで、少し笑えて、苦難に悲しくなり、そして熱い! そんな作品を探しているはどうぞご覧ください!

★★★ Excellent!!!

ソーシャルゲーム、通称ソシャゲ。スマホが普及した現代で有名になっているジャンルの一つだと思う。
この作品はこの題材を上手く活用し、面白く仕上げてある。
敵側と味方側の戦力差もそこまでなく、なにより、主人公側が戦略を立てなければならない方なのが良い。俺TUEEEに飽きた方は一読をお勧めします。