人類が生存するのに適さない星

作者 深水映 (ふかみえい)

87

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Good!

どなたもネタバレ回避のためにレビュー文が短いです。
素っ気ないレビューは寂しいので雑文を書き連ねると、宇宙戦艦ヤマト2199の冒頭でガミラス人は地球をガミフォーミング(?)して地球人を地下に追いやっていたのに、中盤以降はガミラス人がヤマトに乗り込んだり、地球人がガミラス星に乗り込んでいたなぁ。ガミフォーミングして地球人を絶滅させた後で、改めてテラフォーミングし直すつもりだったのだろうか?
そんな疑問を読了後に思い浮かべました。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。
深海さんの作品では「ロボットに育てられた少女」と「永遠の辰子姫」が好きです。

★★★ Excellent!!!

テラフォーミングもの。

この作品に関しては、詳しくレビューしてしまうとネタバレになりかねないので割愛しますが、確かに我々にとってのテラフォーミングと真逆なものも存在するのかもしれませんね。こういう切り口は新鮮で良かったです。そしてその「違い」による対立等々、読後にいろいろと想像を掻き立てられる内容でした。

こちらもなかなか素晴らしい作品。面白かったです。ごちそうさまでした!

★★ Very Good!!

『テラフォーミングは非適合生物からみれば究極の環境破壊!?とお悩みの貴種族に朗報だぞ!』『勧誘にしては言葉がフレンドリーだな』(笑)
『当マルコシアス商会(株)はアンドロメダ銀河最大の生物工学企業で、(公財)有用形質共有機構の技術提供者でもある社会貢献事業者なのだ』
『当社の万能型適応個体はホット・ジュピターからエキセントリック・プラネットまで、極めて幅広い温度・圧力・化学・輻射条件適応率を誇る最優秀形態として、過去666回の公的審査会優勝歴に輝いているぞ!』
『あ~っ、隣の銀河のシマ荒らし! どうせ高いんでしょ!』
『そういう君は競合グループのグラシャラボラス社?』『ぎくっ』(笑)
『これは面妖な……連邦の方針は種族・星域間の建設的な自由競争のはず』
『そういう君もマルコシアス企業群ゴモリー社の……』『ぎくっ』(笑)
『同じ惑星の環境改造を巡り争っていた種族は、当社の個体を使った共同開発により友好を深め、共に他宙域の種族と覇を競うまでになったのだ』
『いや他宙域種族とも仲良くしなきゃダメだろ!』(笑)
『星が住めなきゃ、適応すればいいじゃないの!』
『その表現も誤解を招くから!』(笑)
『おっと……銀河系製の翻訳装置が不調で申し訳ありませんでした』
『文化的適応ならアドラメレク協会にお任せなの!』
『うわっ! 君も突然どこからわいて出た!? てかコレ君んとこの翻訳機じゃないか? 何だか語尾がカワイイぞ!』(笑)
『笑いは相互理解の最強ツールなの!』
『真面目な売り込みの場面じゃマズいだろ!』(笑)
『あらあらまあまあ! 何はともあれ、移住先あっての適応技術です! 巨大ガス惑星の物件をお探しなら、ぜひ当ベール開発へ♡』
『建設的競争ってのも、また大変だなあ……』(笑)

Good!


短い短編ですので、この感想はネタバレに満ちます。未読の読者さんはお気をつけください。

宇宙は神秘的であり未知の宝庫でもある。日夜専門家たちは研究に研究を重ねている。そして未来を担うこどもたちに夢や希望というバトンを託しておかねばならない。何世代にもわたり人類が繋いできたものの成果は、今日も地道な一歩をーーて、あれ。何かとんでもないものが。

そして個別指導の現地学習だなんてあちらの方が数段上手。それはもうガイフォーミングでよろしいのでは。

この日こどもたちが目撃したものが地上を揺るがす大事件となったであろうことは疑う余地もない。


★★★ Excellent!!!

物質に酸化を起こす酸素は、有害な毒素のひとつである筈でした。
しかし酸素を上手く活用するように進化した結果、地球上にはたくさんの生物が繁栄しています。

我々人類が生存する為に適したこの星の環境は、果たして宇宙全体のマジョリティであるのか。
視点を変えれば常識は変わるもの。
非常に分かりやすく、秀逸な短編であると思います。