概要
それはきっと、冬の雪のせいだ。
夢月七海さんの自主企画「同題異話・3月号」に参加した作品です。
大好きな同題異話。
これが最後とのことで、一度も書いたことのない「ファンタジー」に挑戦しています。
大好きな同題異話。
これが最後とのことで、一度も書いたことのない「ファンタジー」に挑戦しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!桜はさっさと咲け、春は回れ右して帰れ。
自然の摂理に対して、不遜な言い回しの「ひとこと紹介」になりましたが、僕はそんな気持ちになりました。
なにせ、めっちゃ切ない。切なイイ話です。
薮坂さんは、この作品で初めてファンタジーを書いたそうです。
僕は「ファンタジーといえば擬人化」だと思っていて。獣人とかの動物の擬人化されたキャラや、悪を擬人化した魔王。水の神、森の精霊と、何かと擬人化していますよね。じゃあ、この小説では何なのだろうと読んでみると、雪の精です。
冷たい体温とからっとした性格が、どちらかといえば冬晴れのような印象で。ギャップがあって好きです。
薮坂さんの描く人物は、リアルな雰囲気もありつつ愛らしい魅力を持っています…続きを読む