真剣に、正座した姿勢を微動だにせず拝読いたしました。
読了後に全身の筋肉に力をこめていたことに気づき、大きな吐息とともに緊張をほぐします。
なんて熱いドラマだったんだろう……
題名に魅かれ、流し読みをしようとしていた自分はあわてて体勢を整えたのです。
この物語で語られているように、いまだに局地戦が頻繁に行われているのはご承知の通りです。もちろんラーメンの具材、に関してです。
その問題に、真正面から取り組んだ力作。これを読まずしてラーメンを語ってはいけません。
ラーメンという神に類する食材を、熱い視線で描いた渾身の物語、ぜひお読みください。
あっ、ちなみに私は極端な猫舌ですので、完璧に冷めるまで箸はつけません。