lachs ヤケザケ

従軍し兵を癒していた令嬢フェルは、主人公に不貞のかどで婚約破棄を言い渡される。 フェルは事実無根だと言いますが……。 甘さは一切なく、戦争の悲惨さの一端をフェルは伝えてくれます。…続きを読む

主人公の少女は、親が神様と取引して生まれた子で、そのために夜は眠ることができない。 いつもひとりぼっちの夜を過ごしていたのだが、ある日の夜、お面をつけた少年と出会って······ …続きを読む

これはマリオネットインテグレーターの三作目となります。 魅力的なキャラクターはそのままに、前作からのカートの眼の話が中心となって進みます。 いい子で応援して、守りたくなるほどの主…続きを読む

異世界転移した少年とドラゴンの少女が旅をして、少女の仲間であるドラゴンを探す物語。 異世界の土地を観光したり、お土産を買ったり、各地の独特な料理を食べたりするロードムービー。 異…続きを読む

『白銀の狼』と『物語終了課』のコラボ作品ですが、 知らなくても大丈夫。ちゃんとあらすじ解説がございます。 知っている方は更に笑えるはず。 パワーワードがいっぱいな作品となってます…続きを読む

戦争ものということで暗い場面もあるものの、主人公含む個性的なキャラクターが気持ちがいい活劇を見せてくれます。 主人公の直が小さい女の子なのですが、男まみれの隊に入ってすぐに喧嘩を…続きを読む

前回のテーマを踏襲しつつも、親などの身近な存在からの”いと”も丁寧に描かれた作品。 前作のメンバーがより一層魅力的に深く、また新たな登場人物が出て来ます。 精霊の声が聞こえていな…続きを読む

その国は精霊の声を聞き、長年繁栄を続けてきた。 しかし、精霊の声を聞く女王選定の時、事件は起こる。 精霊の声を巡る人々の思惑と恋心がからみあい、過去と本当の気持ちがあらわになってい…続きを読む

ひょんなことから手に入れた三億円。 とにかくポジティブなペンションのオーナーは、それを映画祭に使うことにした。 とにかくポジティブなので、上手くいくと信じている。 それに巻き込まれ…続きを読む

アルコール依存症の男は、事故である星に辿り着き、そこでアンドロイドの少女と出会う。
四百年もの書架を守ってきたアンドロイドが望むものとは……。
しっとりとした情緒のあるSF。

殴り聖女。 回復魔法と補助魔法をするプリーストでありながら、強い女の子。とてもかわいいよ。 彼女は残念ながらとある理由により、パーティーから追放されていた。 そんな場面に出くわし…続きを読む

この話はタイトルの通り『白銀の狼』の続編となります。 『白銀の狼』では主人公のレティリエとグレイルが中心の話でしたが、『白銀の狼Ⅱ』では前回のサブキャラたちがそれぞれ主人公かと思う…続きを読む

貶められ、仲間を失い復讐する相手は主人公属性を持った弟。 ”主人公”である弟を倒そうとしても、 周りが助けたり、銃がジャムったりと状況や人々が彼の味方をする。 こんなチート能力の…続きを読む

神様と取引して、生まれた主人公は眠ることができない。 彼女は同級生の男子と出会い、何でも叶えてくれるという神様を探すことになるが……。 二人の願いごとは叶うのだろうか。 後半から最…続きを読む

主人公のあぴ子さんは話の初っ端から彼氏に振られますが、大丈夫。 ひょんなことで出会ったウーパールーパーと、二次元の彼であるタマキさんがいるので、毎日がほのぼの明るく楽しい。 ウー…続きを読む

主人公の彼女らが修復するのは、ディクショナリズムというアイテム。
だけれどもそれは本人の心に関わるもので。
愛にまつわる優しい物語。

巫女は豊富な知識と経験を元に、次の将軍を選ぶ。
彼女はなぜそんな男を選んだのか。
その結末にそういうことになったか、と手を叩きなります。

どういうことなのかは、ぜひ本文にて。
直観探偵荒川さんに、あなたも「あー」と思うかもしれませんよ。

読み終えた時に、あなたはある物への見方が変わるかもしれません。

愛情深き彼と、それを待つ彼女の物語。
たとえ、会えるのが一瞬だとしても……。

最後まで読んで、あなたは文書ロイドが欲しいと思うだろうか。 欲しくないというのはあなたにとって正しいが、欲しいというのも良いだろう。 あなただけの素晴らしい読者兼同士になってくれ…続きを読む

『おうち時間キット』はプラネタリウムのように、宇宙を星を作り出すのですが……。
色んな意味で甘い空間へ、どうぞお越しください。

シニカルな視点での読者への思いや、書き手、今の物語の現状を描き出す物語。
ただし、決して万人向けではない。
好きな人は好きな毒と闇のある作品。

幽霊といっても、恐くないよ。
（暴れているけど）
コップとか落としたり、受講の邪魔をしているけど、恐くないよ。
（結構、本気だけど）

ほっこりする短編。

小さな魔女さんは母親の友人という女性に、本を届けにいく。 その女性が住んでいるのは、魔法が使えない魔女たちがいるホワイト・ウッド。 そこに入るには検査があったり、申告が必要だったり…続きを読む

気弱な少年が流星打ちとして、少女の相棒になるまでの物語。 最初、本当に少年が頼りなくて大丈夫かなと思うのですが……。 ピンチの時に彼は輝く！ 晴々とさせてくれる最後が爽やかな良作で…続きを読む

どうしてかは、本文にて。
最後のオチに「あっ！」と思ってしまうショートショート作品。

日常から幻想的な非日常へと誘い込む線。
たどってしまうと……。

描いたものが現実になったらいいなと、幼い頃に思いませんでしたか？ この話はその能力を持った少女と、彼女を連れだした軍人の話です。 少女は望むものがあるようですが、一体それはなにか。…続きを読む

なぜか魔王にされてしまっている苦労人（？）なネクロマンサーの話が序盤になります。 タイトルにもある『光の戦車』をもつ女の子が魔王へカチコミ。 女の子は口は悪いけど、強くてツンデレ。…続きを読む

人と狼のどちらの姿にもなれる人狼。 主人公のレティリエは人の姿だけ（狼の尻尾と耳あり）で、狼にはなれない。それ故に狼の集団の中では扱いが低かった。 そんな彼女が昔から恋心を抱いてい…続きを読む

SFとしての重厚さと設定の緻密さがありながら、主となる登場人物の涼子さんの愛らしさが存分に描かれてます。 涼子さんの恋する姿が少女のように愛らしく、わんこのように一途なところがと…続きを読む

肉体のない世界で人々は長年過ごしてきた。 その電子世界も終わりの時がくる。 主人公の小説家は、あるリアルな物語に出会い、違和感を覚えて…… SFの世界観で、魅力的な文章で読みやす…続きを読む

本編『ディ・ア・レ・スト』のその後の話。 イヴァンとスノウの二人がお互いを必要として、愛を確かめ合ってと、とても羨ましい関係が見れます。 （もちろん、それだけじゃないのですが） …続きを読む

最初は魔王軍にさらわれた妹を助けるための旅が、色々な出会いを得て、壮大になってきます。 仲間が増えていく様子は、ゲームのRPGのようでワクワクします。 過去の魔王が倒された経緯や…続きを読む

カクヨムで書く人なら、システムをお分かりでしょうからより楽しめる話になっていると思います。
そこにほんの少しだけのファンタジー。
読んだ後に、彼らのその後が気になる作品です。

マジックアワーとは、日没前のほんの少しの時間。
淡くきれいで色彩豊かな空が見える時間のことですが、そんな時間が起こす一瞬の物語。

主人公のギャルの梓ちゃんと、タイトルにもあるイケメン男の青葉君の話なのですが、中身はほんと初々しい。 相手のこと、相手は自分のことをどう思っているか、不安だったり想像してみたり。…続きを読む

残念イケメンとはいえ、イケメンたるところはちゃんとあります。
それに戸惑い、胸をドキドキさせる主人公はかわいいし、その関係性が尊い。

普通いきなり同居することになるとか異世界からやってくるというのは、 美少女だと思うのですが、この作品の場合、オーク。 主人公とのほのぼのしたやり取りからの、進展しそうな関係がいい…続きを読む

あと、セーブデータは大切にしましょう。
NPC様がお怒りになられます。

RPGゲームが好きな方なら、「あっ」と思う短編。

中年の退役軍人と少女が中心にありながら、
背景には戦争と人の醜さと酷さが横たわっている。

退役軍人が思い出せない過去がどうそこに関わってくるのか。
続きが気になる作品です。

毎回、同じ時間に出会う。
だけど、直接話しかける距離感にないという、微妙な距離がいい。

主人公は記憶喪失なゆえに、読者は一緒に世界観を広げることになります。
まわりの人物の過去の因縁もあって、謎も深まる。
主人公の上司であるセトが優しく男気あっていいです。

特別な能力もなく、できるのは１０回生まれ変わるだけ。
しかも、転生した別の自分が前の自分に情報を与えようにも制限がある。
これで、どうやって世界を救うのかが気になるところ。

調理の細かい描写と唐揚げの描写。それでもう、唐揚げが食べたくなる。 でも、それだけはない。 異世界で工夫して唐揚げをつくろうとする主人公の姿に、特別な能力なくともなんとか異世界で生…続きを読む

最初はなろう系アンチということで、ツッコミが笑えますが、
最後になるにつれてヒューマンドラマになります。
主人公が弱いんだけど、そこが応援したくなるところ。

このお話、女の子と男の子が入れ替わる話で、 主人公は中身アブナイ男の子なのに、外見かわいい女の子となります。 中身が男と言えども、話し方は舌足らずになり、本人の意図せずかわいい。 …続きを読む

ほぼ会話文なのに、間合いの良さというか言葉選びがほんと『アホの会話』です。
素晴らしい。

謎構築と解く側、どちらも両方こなす対戦ミステリーというのが斬新な作品。
読者側にも謎を解く楽しみが用意されているので、読んでみてはいかがでしょうか。