みりあむ

モールの警備員、高原が巡回中に聞いた、ぺちぺちぺちという足音。 同僚の水沼は、モニターには何も映ってないという。

昔横浜に住んでました。 近所の川に、よくクラゲがいました。 今でもよくいるらしいです。 それをふと思い出したので書いてみます。 ※もはや神奈川も横浜も関係ない内容です。

第一回先行小説杯への書き下ろし作です。 https://kakuyomu.jp/user_events/16817139558050493656?order=published_…

東の果て、山女が棲まう遥野郷安是の里では、女は恋をすると光る。だが、かすみは十八になっても光らず、〝かすのみ〟扱いをされていた。 今日も今日とてかすみは黒ヒョウビの実を採りに神域…

障害者を創作物（マンガ、映画、小説など）に出すにあたり、様々な事情で尻込みをする人は多いと思われます。 なぜか？　当の障害者本人、もしくは団体からクレームが来るのが怖いからとい…

30代の会社員・真二郎は、昇進祝いにと錦糸町のおかまバーに連れて行かれる。だがそこには思わぬ再会が待っていた。女装して出迎えた「ママ」は、15年前に家出した双子の兄、礼一郎だった…

書けなくなった作家志望者が縋ったのは料理という代償行為。けれど生来のズボラから代償行為まで楽をしようとする。 愛と感動にはならない打算に満ちたシャープ　ホットクックKN-HW24…

メリーと田中がお互いの背中を追い続ける事になります。

　遥野郷の最奥、その里では恋をした女は光る。 　東国全土における山村調査中、私はそんな伝承とも迷信ともつかぬ話に出くわした。 　怪我をして行き倒れた私を介抱してくれたのは、阿古（…

「自由とは、どんな味がするんだろうね？」 領土侵攻における、ある家族の話。

「私」が数ヶ月前に出会った最推しのために買い物に行くだけの話。 KAC20222参加作品です。

※カクヨム掲載中の『かすみ燃ゆ』の前日談であり、一部に重複表現があります。 東の果て、遥野郷安是の里では、女は恋をすると光る。だが、かすみは十八になっても光らず、〝かすのみ〟扱…

犬とオオカミの間 (entre chien et loup)： 日没のひととき・黄昏 パリのこと、フランスのこと。日常の風景。思ったこと。 そういうのを短い文章にしたものです。…

少し未来の〝いじめ〟への対処法（実験作）

五十路男性の戸比と三十路女性の瀬名は、時同じくして軽い肺炎を患い、地元の病院の点滴ルームで出会う。戸比は己の境遇から「死んじまいたいな」と呟く。瀬名が来て隣で処置を受けるが、戸比…

そこは空飛ぶ大陸だった。 大陸は六頭の賢竜の魔力によって支えられており、箱庭のようなその場所を維持する一柱となる為、少女は竜に生まれ変わる事を迫られる。 性別を持たない体。 持…

　私は産まれた時から人間ではなかった。人間という生き物はそうあるべきという姿が決まっている。私の姿はその定型から逸脱した異形のものだった。 　から始まる短編です。

小説を書く理由は、人それぞれです。 かく言う私は、自分のために小説を書いています。 自分のための物語を書き、挿絵を描き、装丁して、本棚に置く。 このエッセイは、その夢を叶えるま…

　ある時、気付いたら知らない場所にいたし、自分のことも、ぼんやりとしか思い出せなかった。 　そんなわたしを助けてくれたのが、母さんと、父さんと、兄さん、今のわたしの家族。 　でも…

卵から生まれて水の中で育ち、満月の夜に陸に上がって『ひと』になる不思議な種族〈沼地の民〉の、ある姉弟の物語。 ここでないどこかの大地に暮らす幾つかの種族を紹介する、『異世界風土記…

紀元前1500年から1600年間をかけて書かれたと言われている聖書の、執筆に関わった人々のことを物語にしてみました。松原聖書教会の月報に連載させていただいているシリーズです。

――香世子。貴女は、本当に白雪姫だった。 二十年ぶりに再会した美しい幼馴染と旧交を温める、主婦である直美。 香世子はなぜこの田舎町に戻ってきたのか。実父と継母が住む白いお城のよ…

亡き婚約者を想い続けて独りで生きる娘と、そんな彼女を一途に想い続ける男の、十年ごしの恋の行方。厳しい荒野で遊牧生活を送る〈荒地の民〉の生活を背景に描く、異世界ラブロマンスです。

自戒の意を込めて。 「書く」にも「読む」にもリスペクトを。

親友の通夜に出席した青木は、早すぎる死に呆然とし親友との日々を回想していく。通夜の開式が迫る時刻、夏だと言うのに黒いセーターを着た女性が会場へと入っていく。しかし彼女は、式の途中…

竜を狩り、食し、生活に利用する者たち、竜追い。 一方で竜を信仰する者たちがいた。 竜追いの八神は、竜を信仰する少女、イサナと出逢う。

捜し人と間違えられた「私」は、相手の女性を放っておけず、こっそり後を付ける。待ち続けて捜す女と、ひたすら待つ男の武蔵野慕情。

ある田舎町の外れの家に住んでいる少女、サラ。 彼女はある病を患っていた。 病は「神により与えられた罰」という考えが世界の常識である世界で、少女は罪人や穢れた人間のように扱われてい…

「女ばかりを好んで喰うモノの怪が出ております」 「食事中に聞きたくないです」 猫の右目にヒトの左目、大きな平笠をかぶった呪い師ユエと、その右目にして相棒のリールー。そしてユエの…

ホタル、ウミホタル、ヤコウチュウ、チョウチンアンコウ、安瀬家の女。これらの生物には共通点がある。自ら光を放つ、発光生物であるということだ。安瀬カヲルは、バイトのウェイな先輩ソウヤ…

毎朝の通勤で見かけるようになった国道＊号線の中央分離帯の茂みに佇んだ小さい鳥居。 一体、なんのために設置されているのか。 俺はつらつら思考を巡らせる。

１９００年代から、女児の出生率が激減した。 代わりに生まれ始めたのは、人間と似ても似つかない新人類だった。 しかし人類は絶滅しなかった。 男と新人類は交配が可能だったからだ。 し…

新宿から湘南新宿ラインに乗って一本。 都心からわずか一時間で行ける古都、鎌倉。 そこには、テキトーな事を言う"カミサマ"がいました。 その"カミサマ"に書いて貰ったテキトーな地…

ある朝、中学二年生のキヨミは前頭部に小さなハゲを発見した。友人に知られる=死。キヨミはなんとしてでもこのわずか直径1.5センチの秘密を隠し通そうと決意する。 ある女子中学生の、彼…

＊この作品は自主企画【GWの終わりは、三題噺とともに。】への参加作品です。 （https://kakuyomu.jp/user_events/117735405488950195…

町工場の跡取りである清太と母子家庭で育ち機械加工会社に勤める私。兄妹のように睦まじかった幼なじみ同士だが、徐々にはめあいが悪くなる。 実家からの引越しを前に、私は清太を呼び出すが…

西木 草成様の企画「GWの終わりは、三題噺とともに。」に Ａ『GW・夏の匂い・0.1秒』で参加させていただきます。 GWの終盤、恋人の璃子(りず)にとある誕生日プレゼントをあげ…

男女の立場が逆転した社会のお話です。 ※monogatary.comのお題「価値観が逆転した世界」からの創作です。 ※他サイトとの重複投稿です。

自主企画『同題異話・十一月号　図書館暮らし。』に参加させていただきます。

わたしが想起しているのは中学二年生のころに出会った彼。 彼は敬虔なクリスチャンで、わたしは彼に憧れるただの中学生だった。 ある日曜日、彼とミサに参加することになった。そこで見た一…

これは、カクヨム で出会った名作達を収めた本棚です。 ここに並ぶ作品達は、きっとあなたにも魔法をかけてくれる事でしょう。 どうぞ１冊、お手に取ってみて下さい。 深い思考の底へ…

いろんな童話やら昔話やらを主人公以外の視点から見てみようとしました。超不定期更新です。 自主企画「『浦島太郎』ネタで習い事」様参加用の作品は第11話「海辺の浅知恵」です。

【※続編もあります】　 　吾輩は、魔王である。 　今日も今日とて治政に大忙しの魔族の王だ。 　今日も一日、玉座にどっかと根を下ろし、山盛りの書類とにらめっこの予定だったのだが、…

古代言語学を専攻する大学2年生、高里塞が不思議な少年に出会う。 世界に『天使』はいない。存在していたのは『御使い』だ。 世界に『天使』がいない。存在しているのは『ちから』だけだ…

攻撃魔法を一切使えない「最弱」の魔術士、ユズィク。しかし、彼の向かう先では血煙が舞い、去った後には首のない死体だけが残る。二つ名は“緑玉”。“緑玉の断頭台”。

人類史上初の自動物語生成ソフト「書詠(かくよ)フミ」。ノベロイドと呼ばれる彼女が書いた小説はインターネットから日本中に広がり、瞬く間に人間が書く「小説」を凌駕し、結果的に日本文学…

完結するのは大変です。 なので、感想もらえるとうれしいよね？ そんな気持ちから企画を立てました！ 自分の作品の感想から、書いていきますー。 うまく感想を書けるか自信は全くあり…

開催中の自主企画 「あなたの作品を紹介させてくださいH（はいぱぁ〜）」用の感想置き場かつ作品紹介ページです。 自主企画に参加いただいた方の作品の感想を書かせて頂いて、その中か…