主人公は明るいOL。彼女はある日、会社を休んで鎌倉に出向いた。暑い暑い鎌倉で、猫に導かれるように神社の境内に入る。そこで主人公を待っていたのは、「神様」を名乗る不思議な坊主だった。坊主は塩顔のイケメンで、お勧めの観光地の地図を描いてくれた。しかし、その地図は文字も縮尺も下手だった。
会社の忙しさから逃れるように、坊主の鎌倉お勧めスポットを巡る主人公。
しかし、主人公には、大きな秘密があった。
そして、明らかになる神社と坊主の正体。
私は、どこに行って、誰と出会ったのだろう?
「神様」の地図を片手に、主人公の自分探しの旅が幕を開ける。
「不思議」とか、「ほっこり」とか、そういうありきたりな言葉では言い表せない余韻が残る作品でした。
是非、御一読ください!