概要
防御は、最大の攻撃だ
攻撃魔法を一切使えない「最弱」の魔術士、ユズィク。しかし、彼の向かう先では血煙が舞い、去った後には首のない死体だけが残る。二つ名は“緑玉”。“緑玉の断頭台”。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!高い文章力で綴られる、緊迫感のあるミステリとバトル要素
ミステリ仕立ての短いローファンタジーもの。
ちなみに改稿前のものがあり、結末付近での展開が大きく加筆されている。話の大筋は変わっていないが、戦闘シーンを通して暗殺者の持つ能力の特異性について言及する機会があり、傭兵団のリーダーの人物像についても知る機会が増えるなど、尻切れトンボ感の強かった改稿前とは大きく改善されている。
非道な実験を行っていた地方の豪族連中が次々に変死するという事件が起き、その生き残りの人が別の地方で駐在官に保護を求めるのだが、そこに暗殺者が音もなく忍び寄り……という内容。
Chapter1と銘打たれているとおり、最初は派手な戦闘も起きないのだが、中央から派遣されてき…続きを読む