PART 8 - 悪魔の業への応援コメント
ここまで読んで、主人公がギブンなのかヴァグランなのか分からなくなりました。
また、流民風の男が行った犯行と同じものを、ルパン三世の映画で観た経験があります。
結界とは空間を隔てる術である。物体の内部を隔てれば、そのものを切断できる。だが、結界の間に障害物を挟めば、それは歪ひずみとなり、結界そのものを自壊させる。その理路を捻じ伏せ、障害となる物体を圧し潰し、両断する。
上記の方法と同じでした。真っ先にルパン三世が頭に浮かんだので、流民風の男にしかできない、独特な手法を見てみたいです。
声を発する以外の動作というか、正に悪魔の所業と呼べるような描写を。
すみません、たまたま似た方法を用いた作品があっただけで、犯行の方法を貶しているわけではありません。
偶然にも似てしまうと、指摘されたときに切ない思いをしますよね。
辛口ツッコミを入れる企画なので指摘させて頂きましたが、問題があるわけではなく、流民風の男が如何に危険な人物なのかが分かって、とても良いと思います。
作者からの返信
続けてコメントいただきありがとうございます。
ルパン三世で同じ手口があったのですね。
これも不勉強なもので存じ上げなかったのですが、差し支えなければ、後学までにルパン三世シリーズのどの映画だったかお教え願えませんでしょうか?
編集済
PART 4 - 遭遇への応援コメント
謎すぎる辛口ツッコミ企画にご参加いただき、ありがとうございます。
この作品は、三人称神の視点で語られる倒叙ミステリーですよね。私は、倒叙物なんだなと思いました。
探偵役ともいえる人物も登場しますが、その探偵役が分かりづらい。或いは、探偵役は複数人いるのか。
本文を読んだだけでは誰が主人公なのか判らず、倒叙物だと気付くのに時間がかかりました。作品紹介を読まなければ、倒叙物であるとも、主人公が誰なのかも分からなかったかもしれません。
というか、未だに自信を持って〝主人公が誰なのか判りました〟と言えません。憶測で、恐らくこの人物が探偵役で主人公だろうと思いながら読んでいます。私の読み方に問題があるのかもしれません。
作品紹介に書いてあるため殺人犯が誰なのかは分かるのですが、この作品が倒叙物だとすると、殺人犯=主人公ではないだろうし……。
神の視点で物語を書いたとき、視点となるキャラクターが変わるのはあると思いますが、頻繁に変わりすぎのように感じました。
非常に上から目線な言い方になり、申し訳ありません。
エピソードごとに物語を区切らず、縦書きにして、文庫本と同じフォーマットで本作品を書いたら、視点となるキャラクターを変えすぎだと感じると思います。
視点の切り替えそのものが、現代日本の一般小説ではあまりメジャーではないため、そう感じるだけかもしれません。
読者の視点がキャラクターの誰にも定まらず、誰の視点をメインにして物語を追えばいいのか全くわからない。非常に混乱しています。
群像劇には見えないけれど、とにかく頻繁に視点となるキャラクターが変わる。個人的に、ここが一番気になりました。混乱を招きます。
各キャラクターにスポットを当てすぎて、誰が本当に重要な人物なのかが判りにくくなっています。
描写は丁寧で文章も素敵なのですが、構成が難解だと感じます。
〝倒叙物〟であるかどうかについては、私の誤読による誤解もしれません。冒頭から読んだ感じでは、恐らく合っているだろうと思ったのですが、勘違いだとしたら大変、申し訳ありません。読解力を磨く努力をします。
この物語の主人公は、実際のところ誰なのか。主人公を除くキャラクターの中で最も重要な人物は誰なのか。その人物が判れば、混乱する読者は減ると思います。
描写と文章がお上手なので、余計に誰が主要登場人物なのか分かりにくい部分が気になるのかもしれません。
長々と失礼しました。お気を悪くされたら本当に申し訳ありません。
追伸。物凄く悩んで上記を書きましたが、言い方が失礼になっていないか気になり、夜中に何度も編集しました。バタバタしていてすみませんでした。
作者からの返信
まず、拙作をとても丁寧に読み込んでくださり、ありがとうございます。
不勉強なもので、倒叙、の意味を知りませんで、今回仰られてみて、ああ、自分は倒叙モノを書いてたんだなあ、と気づかされるような次第です。
視点人物の頻繁な切り替えにつきましては、わたしの筆の到らなさから混乱させてしまったようで申し訳ありません。「縦書きにして、文庫本と同じフォーマットで本作品を書」く方法、試してみたいと思います。今後の参考とさせていただきます。
描写と文章についてお褒めいただいた点は、素直に受け取らせていただきます。ありがとうございます。
ここからは蛇足というか言い訳の類になるのですが、書き手としての意図を説明させていただきますと、まず、本作の主人公はあくまで流民風の男=ユズィクです。彼の能力・犯行の異常性をもっともインパクトのある形で読者に提示する方法を考えたとき、複数視点を通してその行動を浮かび上がらせるような趣向を目指しました。その際、倒叙ミステリっぽい話の組み立て方をすると話がすんなり構成できたので、そうなってるだけのことだったりしまして、本作は「倒叙ミステリの化けの皮を被った中二病異能バトル」というのが実際のところです(そういう意味で一番の見せ場はPART9です)。
……ですが、まあ、まったく伝えられてなかったというわけで、精進したいと思います、はい。
PART 11《end》 - 家路への応援コメント
ダークヒーローエメラルドギロチン!
良いですね! カッコイイと思います!
「NOVEL DAYS」の方でもお気に入り登録させていただきました。
続きを楽しみにしています!
作者からの返信
ありがとうございます!
NOVEL DAYSのほうと併せまして、こんごともよろしくおねがいします。
PART 11《end》 - 家路への応援コメント
このたびは企画にご参加頂きまして、まことにありがとうございます。拝読しました。
ユズィクの見る世界が新鮮でした。歩数で構成される世界。緑玉が作り出す美しくも残酷な処刑台。うまく音を放てない、しかしリズミカルな叫びによってその術式が完成されるかと思うと、惨状とのギャップにいい意味で眩暈を覚えそうです。
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
こちらこそ、お読みいただいてありがとうございます。
ユズィクのことを気に入ってもらえたようで、うれしいです。
今後のはげみとさせていただきます。
PART 1 - 少年の記憶への応援コメント
こんにちは。
やっぱり小説は最初の一文ですね。がっつり吸引されました。
無垢な少年がヤバそうなやつに関わってしまう…めちゃくちゃゾクッとします。
あと、地の文に現在形が多用されているのは意図的な感じですか?
長いのはなかなか読めないんですが、時間を作って読んでみようと思います…
作者からの返信
こんにちは。
気になる書き出しにできてたみたいでよかったです。
現在形は言われてみると多めかもしれませんね……あんまり意図的でもなくて、気づいたらそうなってた感じです。
お読みいただきありがとうございます。お暇つぶしにでもなればさいわい。
PART 11《end》 - 家路への応援コメント
こんにちは。
「書評、書きます」という自主企画に参加していただいてありがとうございました。
私の小説一覧の「書評、書きます」という作品の中に、こちらの作品の書評を書かせていただきました。
CHAPTER 2を楽しみにしております。
作者からの返信
こちらこそ、拙作を取り上げていただいてありがとうございます。
ご期待に添えるよう、今後も精進していきたいと思います。
編集済
PART 1 - 少年の記憶への応援コメント
めちゃくちゃ面白いですね、ハマりました。
普段私はファンタジーはあまり読みませんがこれならすんなりと読みやすそうです、なにせ、人気作品はつまらないので…
申し遅れましたが、ドクターkC様の書評から来ました、私もこの書評には世話になっています。
私は希望の街という作品を紹介させていただきました。
私全然ファンタジーとか読まないし、こんなもんのどこが面白いんだ?という気になるのですか、これを読んで見て、描き途中の作品を書いてみようかと思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。
お楽しみいただけたならなによりです。
いいですね! ファンタジー、やりましょうよ!
わたしも本格的なハイファンタジーとかになると書く自信がないですけど、もっとファンタジーも自由でいいというか、これがおれのファンタジーだ!みたいな、そういう感じでいいんじゃないでしょうか(半分自分に言い聞かせつつ)
PART 8 - 悪魔の業への応援コメント
RT、フォローありがとうございます。
遅くなり申し訳ありません、拝読させて頂きました。
レビューにも書かせて頂きましたが、文章が非常に洗練されていますね。
魔術が存在する世界観も相まり、非常に上品な作品でした。
また、キャラクターの描写もとても魅力的でした。
会話の節々に、語られない部分の魅力が見えるのは、優れた描写技術の賜物だと感じます。
全体的に、とても素晴らしい作品でした。
以下は、一読者として感じた事を正直に書かせて頂きます。
不快になられたら申し訳ありません。
魔術がどのような要因によって発動するのか、何が威力を左右するのか。
そこの描写が、やや少なかったと感じます。
そのため結末が腑に落ちなかったというのが、正直な感想です。
もちろん、他の要因が非常に優れた作品であったが故に欠点が目立つという事ですので、前半から中盤までは紛れもない名作だと思います。
最後になりますが、RT、フォローありがとうございました。
作者からの返信
いえ、こちらが無言フォロー、RTで失礼していたところ、お読みくださり、過分なお褒めの言葉までいただき恐縮しています。ありがとうございます。
文章は歯切れよく簡潔なものを心がけましたが、お気に召したようでほっとする思いです。
キャラクターの描写は必要最小限に、会話で話を動かしていけるように意識しました。
魅力的と言っていただけてとてもうれしいです。
半面、肝心の魔術の描写が不十分なのはご指摘いただいたとおりで(くれぐれも不快になるというようなことはありませんので、ご安心ください)、作品の欠点として反省しております。
今後そうした点を考慮してきちんと改稿したいと考えていますので、お差し支えなければその際はまたご案内させていただければと思います。
今回はお読みくださり、ほんとうにありがとうございました。
編集済
PART 11《end》 - 家路への応援コメント
第8話の質問への回答ですが、すみません。ルパン三世の映画タイトルを思い出せません。ただ、ユズィクが使う能力は、そんなに珍しくないと思います。真っ先に思い出し作品がルパン三世の映画だったというだけです。
凄く斬新というわけではない。しかし、ユズィクは死者です。ゾンビにしかできない手法があると思います。
例えば、ゾンビにしか扱えない空間があったとします。死者にしか扱えない空間を介するから、生者はユズィクの攻撃を防ぐことができない。討伐にも苦労する。
ゾンビであるユズィクは膨大な魔法量を所有している。ここに〝ユズィクにしか使えない空間がある〟が加わると、既視感が気にならなくなると思いました。
視点についてですが、ひとつ書き加えます。
〝視点となる人物=主人公〟という考え方があります。プロ作家が、この考え方を元に、小説の講評をしています。
現代日本の一般小説では、視点の切り替えそのものがメジャーではありません。何故かというと、素人が行うと、ほぼ確実に失敗するから。視点の切り替えは、非常に難易度が高いそうです。
この作品は、11話までに、5人の登場人物の視点で物語が進みます。
上記の考え方を適用すると、主人公は現時点で5人となります。
メインとなる重要人物は誰なのか。これは、視点となった回数で重要度が決まります。視点となった回数が多いキャラクターほど重要であると見なされます。
視点の回数を数えると、ユズィクは下から二番目です。視点となった回数が少ない点もあり、私は〝ユズィクは主人公ではない〟と判断しました。もっと細かく言うと〝メインの主人公ではない〟です。
変な言い回しになりましたが、視点を切り替える理由を明確に読者に明かさなかったり、視点として登場させる回数を決めずに書くと、〝主人公がいっぱいいる〟という妙な現象が起こります。
視点の切り替えが難しいと言われる理由のひとつが、ここにあると思います。
こちらも、一応。
小説の総文字によって、登場させることができるキャラクターの人数が決まります。決まっているそうですよ(モブは含まれません)
この作品が短編なのか長編なのか分かりませんが、あまり多くの主要キャラクターを登場させたり、退場させたりすると、混乱を招きます。
また、一人のキャラクターにつき、最低でも150枚〜200枚(原稿用紙枚数で)を使って人物像を書かないと、キャラが立たないと言われています。
視点となる5人を、原稿用紙150枚を使って描写すると、原稿用紙750枚の長編になります。人物描写だけで750枚ですので、エピソードを含めると、実際の原稿用紙枚数は900枚を超えると思います。
大長編です。視点キャラクターが多いと、このような問題が発生します。
第1話に登場するアトルは、文字数が全く足りません。今のところ重要人物に見えません。その後に登場させる予定がないのなら視点にしないほうがいい。倒叙物だと錯覚を起こさせる危険性もあるため、余計に。
視点となった回数が多いヴァグランですが、視点となった回数が多いのに、死亡してしまう。主人公補正されているような描写があったのに、何故なんだろう。文字数も足りないため、キャラが立つ前に退場。
肝心のユズィクですが、キャラを立たせるための人物像の描写が足りない。ユズィクのために使った文字数が少なすぎるんです。また、視点となった回数も、二番目に少ない。
こうなるともう、消去法で、主人公=ギブンになります。メインの主人公、と呼べばいいでしょうか。
でも、実際のところ、主人公は一人で、ユズィク。
現在の総文字数が2万文字ほどですが、やはり視点の切り替えと、切り替え回数が多かった点が、まずいように思います。
物凄く余計なお世話ですが、私なら、視点の切り替えをやめるか、切り替え方法を変更します。切り替えの回数は、もっと減らします。このままですと、主人公=ギブンと見なされる危険性があります。
主人公のユズィクは会話ができません。会話ができない主人公は、非常に斬新で素敵です。ですが、どうやって物語を進めるかを考えたとき、すごく悩みますよね。
視点の切り替えなしで書くとしたら、主人公のユズィク視点で書くのが一般的です。死者が会話もなく淡々と物語を進めたら面白そうだとも思いますが……。悩みますね。これは、かなり難しい。
〝三人称神の視点〟と呼ばれる形式を使ったときのみ、視点の切り替えが可能になる。刑事コロンボや古畑任三郎のような倒叙物を書く場合、この〝三人称神の視点〟を使うと便利です。
この作品は〝三人称神の視点〟で書かれています。
倒叙物でもなく群像劇でもない作品に〝三人称神の視点〟を使う意味を考えたとき、何を意図して〝三人称神の視点〟を使ったのか。作者様ご自身に回答が浮かばないと、読者は混乱します。
作品そのものは非常に面白いですし、続きが気になります。ただ、難解な構造が作品を引っ掻き回しているように見えました。
辛口ツッコミ企画ということで、ツッコミを入れさせて頂きました。普段はこんな長文は書かないのですが、企画参加作品を読んだ感想として書かせて頂きました。
長文を残してしまい、申し訳ありません。不快に思われましたら、削除して下さい。
作者からの返信
いえ、詳細に示唆に富んだご指摘を賜り、恐縮です。
本作はユズィク以外の複数の登場人物の視点を通してユズィクの存在を浮き彫りにすることを目指したもので、そういう意味で頻繁な視点の切り替えはかなり意図的に行なわれています。
ですが、そこがうまくいっていないとなるとこれはちょっと根本的に問題があるということなので、次話を構成するときはご意見を参考にさせてもらってよく練っていこうと思います。
あと、ルパンの映画はちょっと自分で探してみます。
今回は本当にありがとうございました。