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2019年9月14日 16:24 編集済
謎すぎる辛口ツッコミ企画にご参加いただき、ありがとうございます。この作品は、三人称神の視点で語られる倒叙ミステリーですよね。私は、倒叙物なんだなと思いました。探偵役ともいえる人物も登場しますが、その探偵役が分かりづらい。或いは、探偵役は複数人いるのか。本文を読んだだけでは誰が主人公なのか判らず、倒叙物だと気付くのに時間がかかりました。作品紹介を読まなければ、倒叙物であるとも、主人公が誰なのかも分からなかったかもしれません。というか、未だに自信を持って〝主人公が誰なのか判りました〟と言えません。憶測で、恐らくこの人物が探偵役で主人公だろうと思いながら読んでいます。私の読み方に問題があるのかもしれません。作品紹介に書いてあるため殺人犯が誰なのかは分かるのですが、この作品が倒叙物だとすると、殺人犯=主人公ではないだろうし……。神の視点で物語を書いたとき、視点となるキャラクターが変わるのはあると思いますが、頻繁に変わりすぎのように感じました。非常に上から目線な言い方になり、申し訳ありません。エピソードごとに物語を区切らず、縦書きにして、文庫本と同じフォーマットで本作品を書いたら、視点となるキャラクターを変えすぎだと感じると思います。視点の切り替えそのものが、現代日本の一般小説ではあまりメジャーではないため、そう感じるだけかもしれません。読者の視点がキャラクターの誰にも定まらず、誰の視点をメインにして物語を追えばいいのか全くわからない。非常に混乱しています。群像劇には見えないけれど、とにかく頻繁に視点となるキャラクターが変わる。個人的に、ここが一番気になりました。混乱を招きます。各キャラクターにスポットを当てすぎて、誰が本当に重要な人物なのかが判りにくくなっています。描写は丁寧で文章も素敵なのですが、構成が難解だと感じます。〝倒叙物〟であるかどうかについては、私の誤読による誤解もしれません。冒頭から読んだ感じでは、恐らく合っているだろうと思ったのですが、勘違いだとしたら大変、申し訳ありません。読解力を磨く努力をします。この物語の主人公は、実際のところ誰なのか。主人公を除くキャラクターの中で最も重要な人物は誰なのか。その人物が判れば、混乱する読者は減ると思います。描写と文章がお上手なので、余計に誰が主要登場人物なのか分かりにくい部分が気になるのかもしれません。長々と失礼しました。お気を悪くされたら本当に申し訳ありません。追伸。物凄く悩んで上記を書きましたが、言い方が失礼になっていないか気になり、夜中に何度も編集しました。バタバタしていてすみませんでした。
作者からの返信
まず、拙作をとても丁寧に読み込んでくださり、ありがとうございます。不勉強なもので、倒叙、の意味を知りませんで、今回仰られてみて、ああ、自分は倒叙モノを書いてたんだなあ、と気づかされるような次第です。視点人物の頻繁な切り替えにつきましては、わたしの筆の到らなさから混乱させてしまったようで申し訳ありません。「縦書きにして、文庫本と同じフォーマットで本作品を書」く方法、試してみたいと思います。今後の参考とさせていただきます。描写と文章についてお褒めいただいた点は、素直に受け取らせていただきます。ありがとうございます。ここからは蛇足というか言い訳の類になるのですが、書き手としての意図を説明させていただきますと、まず、本作の主人公はあくまで流民風の男=ユズィクです。彼の能力・犯行の異常性をもっともインパクトのある形で読者に提示する方法を考えたとき、複数視点を通してその行動を浮かび上がらせるような趣向を目指しました。その際、倒叙ミステリっぽい話の組み立て方をすると話がすんなり構成できたので、そうなってるだけのことだったりしまして、本作は「倒叙ミステリの化けの皮を被った中二病異能バトル」というのが実際のところです(そういう意味で一番の見せ場はPART9です)。……ですが、まあ、まったく伝えられてなかったというわけで、精進したいと思います、はい。
編集済
謎すぎる辛口ツッコミ企画にご参加いただき、ありがとうございます。
この作品は、三人称神の視点で語られる倒叙ミステリーですよね。私は、倒叙物なんだなと思いました。
探偵役ともいえる人物も登場しますが、その探偵役が分かりづらい。或いは、探偵役は複数人いるのか。
本文を読んだだけでは誰が主人公なのか判らず、倒叙物だと気付くのに時間がかかりました。作品紹介を読まなければ、倒叙物であるとも、主人公が誰なのかも分からなかったかもしれません。
というか、未だに自信を持って〝主人公が誰なのか判りました〟と言えません。憶測で、恐らくこの人物が探偵役で主人公だろうと思いながら読んでいます。私の読み方に問題があるのかもしれません。
作品紹介に書いてあるため殺人犯が誰なのかは分かるのですが、この作品が倒叙物だとすると、殺人犯=主人公ではないだろうし……。
神の視点で物語を書いたとき、視点となるキャラクターが変わるのはあると思いますが、頻繁に変わりすぎのように感じました。
非常に上から目線な言い方になり、申し訳ありません。
エピソードごとに物語を区切らず、縦書きにして、文庫本と同じフォーマットで本作品を書いたら、視点となるキャラクターを変えすぎだと感じると思います。
視点の切り替えそのものが、現代日本の一般小説ではあまりメジャーではないため、そう感じるだけかもしれません。
読者の視点がキャラクターの誰にも定まらず、誰の視点をメインにして物語を追えばいいのか全くわからない。非常に混乱しています。
群像劇には見えないけれど、とにかく頻繁に視点となるキャラクターが変わる。個人的に、ここが一番気になりました。混乱を招きます。
各キャラクターにスポットを当てすぎて、誰が本当に重要な人物なのかが判りにくくなっています。
描写は丁寧で文章も素敵なのですが、構成が難解だと感じます。
〝倒叙物〟であるかどうかについては、私の誤読による誤解もしれません。冒頭から読んだ感じでは、恐らく合っているだろうと思ったのですが、勘違いだとしたら大変、申し訳ありません。読解力を磨く努力をします。
この物語の主人公は、実際のところ誰なのか。主人公を除くキャラクターの中で最も重要な人物は誰なのか。その人物が判れば、混乱する読者は減ると思います。
描写と文章がお上手なので、余計に誰が主要登場人物なのか分かりにくい部分が気になるのかもしれません。
長々と失礼しました。お気を悪くされたら本当に申し訳ありません。
追伸。物凄く悩んで上記を書きましたが、言い方が失礼になっていないか気になり、夜中に何度も編集しました。バタバタしていてすみませんでした。
作者からの返信
まず、拙作をとても丁寧に読み込んでくださり、ありがとうございます。
不勉強なもので、倒叙、の意味を知りませんで、今回仰られてみて、ああ、自分は倒叙モノを書いてたんだなあ、と気づかされるような次第です。
視点人物の頻繁な切り替えにつきましては、わたしの筆の到らなさから混乱させてしまったようで申し訳ありません。「縦書きにして、文庫本と同じフォーマットで本作品を書」く方法、試してみたいと思います。今後の参考とさせていただきます。
描写と文章についてお褒めいただいた点は、素直に受け取らせていただきます。ありがとうございます。
ここからは蛇足というか言い訳の類になるのですが、書き手としての意図を説明させていただきますと、まず、本作の主人公はあくまで流民風の男=ユズィクです。彼の能力・犯行の異常性をもっともインパクトのある形で読者に提示する方法を考えたとき、複数視点を通してその行動を浮かび上がらせるような趣向を目指しました。その際、倒叙ミステリっぽい話の組み立て方をすると話がすんなり構成できたので、そうなってるだけのことだったりしまして、本作は「倒叙ミステリの化けの皮を被った中二病異能バトル」というのが実際のところです(そういう意味で一番の見せ場はPART9です)。
……ですが、まあ、まったく伝えられてなかったというわけで、精進したいと思います、はい。