概要
小劇場界を舞台にしたホラー&ミステリです。小劇場、と言いつつ今回は大きめの劇場、芸能関係者、有名出演者を巻き込んだお話になる予定です。
見切り発車になりますが、いつものメンバーが集っているのでどうにかなることでしょう!
どうぞよろしくお願いいたします。
※ 毎日零時更新予定です!
◇ 2023年12月22日無事完結しました。カクヨムコン9に参加中です。引き続きご贔屓に♡
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!舞台は「舞台」の裏側。客席からは見えないものを魅せてくれる怪異ミステリ
始まった舞台稽古。しかし、派閥に分かれた人間関係、現れる怪異……その他のトラブルにも次々見舞われ、現場には常に「この舞台の幕は本当に上がるのか?」という恐怖がつきまとう。
そんな不安定な状況の中でも、公演に向けてひたすら準備を進めていく演出家や出演者たち。
夢が花咲く舞台だけでなく、それを支える暗く冷たい土壌や根、養分までもを丹念に描いた、舞台裏に密着できる作品です。
こちらの作品でまず魅力的に感じたのは、お仕事小説としての側面です。観る側である人間には、舞台が出来上がるまでにどのような過程を経るのか、また、舞台を作り上げている人間たちの人柄や抱えている思いといったものは見えません。
華や…続きを読む - ★★★ Excellent!!!舞台に潜むのも恐ろしいのも、魔物だけじゃない。神だって──
本作はとある新作舞台の制作発表から初日に至るまでを描いたホラー風味のミステリです。
登場人物は役者に限らず、舞台監督に演出助手、照明など裏方にまで多岐に渡り、キャスト・スタッフ集めの過程や稽古風景の端々にまで説得力とリアリティがあるのが第一の魅力でしょう。舞台好きなら「(箱の大きさ・題材・出演者の有名度etc.的に)こんな舞台ありそう~~~!」となること請け合いです。私はなりました。
第二の魅力は、畳みかけるように起きる事件とトラブルの連続による息もつかせぬ展開です。
制作会社のコネで押し込まれた無能スタッフ、反目する主役級女優たち、揃わないキャスト、進まない稽古、迫る初日──そし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この舞台の幕は無事に上がるのか? 人々の思惑が渦巻いて、怪異は現れる。
10年来の付き合い(※付き合っているわけではない)の演出家、不田房が大手事務所の演劇に携わる――演出助手の主人公・鹿野にとっては寝耳に水。しかも、演出助手としてその大手事務所に所属する女性の名前ががが!
といった、一触即発(?)のシーンから始まる演劇の世界を舞台にした長編。登場人物がどれも個性的で、最初っからバチバチとやり合っているところに謎の老婆まで現れて。「事実は小説よりも奇なり」といいますが、ハラハラの舞台裏が展開されていき「この舞台は無事に開演できるのか……!?」とドキドキさせてくれます。
個人的には不田房さんと鹿野ちゃんの男女バディ(※恋愛関係ではない)、ここに宍戸さんを加えた…続きを読む