概要
まだ死ぬな。一人で生きろ。
フリーライターの松延祥子は、家族問題に悩む親友と些細なすれ違いから仲違いをしてしまう。
そんな折、たまたま舞い込んだDV被害の実態調査という名目の取材依頼に松延は飛びつき、そこに問題の解決策を求める。
取材対象は元DV被害者にして、加害経験も持つ男性、七篠(仮名)であった。七篠は彼の幼年期から青年期までの実体験を通してDVの実態を具に語っていく。
※この物語は一部フィクションであり、実在の人物・団体とは無関係ではありません
そんな折、たまたま舞い込んだDV被害の実態調査という名目の取材依頼に松延は飛びつき、そこに問題の解決策を求める。
取材対象は元DV被害者にして、加害経験も持つ男性、七篠(仮名)であった。七篠は彼の幼年期から青年期までの実体験を通してDVの実態を具に語っていく。
※この物語は一部フィクションであり、実在の人物・団体とは無関係ではありません
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読んでほしい。ただトラウマのある人は閲覧注意。そのくらい重い。
DVというテーマ的に、すごく重い。インタビュー形式で進行する流れだが、実際の経験としか思えない内容には、頭の中で作り上げただけでは(おそらく)絶対に出せない重みがある。取材や調査をかなり綿密にされたのだろう。DV問題に興味のある人には読んでみてほしい。だがDVや虐待などを経験して苦しんだ人は、フラッシュバックを起こしてしまいそうだという懸念もあるので、無理にはおすすめしない。時折絶妙に織り込まれる、両者の漫才がクスッときて、貴重なオアシス。作者様ご自身によるキャッチコピー「まだ死ぬな。一人で生きろ」…ラストまで読み終わった瞬間、ずしっと来た。