概要
かつて存在した知的生命体の遺物を探す彼らだったが、地球を己がものにしたといわれる旧支配者・クトゥルーの干渉を受け、さらに調査していたはずの未確認生物からも深刻なダメージを負わされる。やがて、彼らは地球規模の変革に立ち会うことになるのだが……。
太古の地球で起きた古のものとクトゥルーの戦いを元に、読者を騒乱と低山ハイクの恐ろしさに導く怒涛のパニックホラー。
※この作品はハワード・フィリップス・ラヴクラフト著『狂気の山脈にて』を下敷きにしております。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!半島に潜む神話的恐怖!未知の生物シィヤピィェンと人類の限界を描く冒険譚
『SOS房総半島 ―神話生物シィヤピィェン登場―』は、ニャルさま先生が描くクトゥルフ神話的ホラー冒険譚です📖👾
舞台は日本の房総半島。登山好きの青年・天童信介が、ミスカトニック大学からの依頼を受けて調査隊に加わり、未知の神話生物に挑む物語が展開されます🗻🌊
房総半島という身近な土地が、神話的恐怖の舞台へと変貌することで、読者は「自分の知っている場所にも未知の恐怖が潜んでいるのでは」と感じさせられます🗾🎯
また、調査隊の掛け合いはユーモラスで親しみやすく、しかし物語が進むにつれて恐怖が濃くなり、読者をじわじわと異界へ引き込んでいきます👀😱
読者は冒険心をくすぐられながらも、背筋が凍るよ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!クトゥルフ神話 初心者の方にお薦めします!
自分はラヴクラフト氏の原著邦訳にあたったこともない(田辺剛氏のコミックを読んだ程度)、平均的日本人男性程度の知識しかないクトゥルフ初心者ですが、本作はそのエッセンスがふんだんにつまった正統派のクトゥルフ小説だと感じました。
難解な文章で知られるラヴクラフト作品ですが、本作は彼の作品がもつ人知を超えた不条理さや陰湿な恐怖体験を踏襲しつつ、それを我々でも読み解き易い非常に平易な文章にかみ砕いて提供されているのです(しかも新たなオリジナルの創作物として!)。
こんな贅沢でありがたいことはない。
「舞台は日本の千葉か……」というタイトルで、自分は最初、色物なのかな?という少々うがった見方で読み始め…続きを読む - ★★★ Excellent!!!UMA、ウマではありませんよ。ユーマ、未確認動物を探すコズミックホラー
皆さん、コズミックホラーという言葉、知ってますか。
漢字で書くと、宇宙的恐怖、なんですって。
宇宙、恐怖。なにか宇宙的な、こわい、なにか恐怖。
今夜の主人公、天童信介さん。UMAを探しに行くんです。
UMA、ウマではありませんよ。ユーマ、未確認動物のこと。
どんな動物でしょうねえ。でてきますよ、こわいですよ。
さあどんなのでしょうか。それは、今夜これを読んで、お確かめください。
それとね、キャンプ飯。でてきます。おいしそうですよ、食べたいですねえ。
さあどんなのでしょうか。それも、皆さんと一緒に読んで、確かめてみましょう。
諭より証拠。たっぷり、ご覧になってください。それではまた。 - ★★★ Excellent!!!山は高さより深さに注意! 深きとこにこそ未知はある。
誰もが知る日本の千葉県の低山で、人知れず繰り広げられる恐怖。
道なき道を行くこと、未踏の地に行くことに喜びと、達成感を感じる信介の元に訪れる、2人の男女の研究者と肉塊。
未踏、いわゆる秘境という、ちょっと日常から外れた世界。そこにあるのは未知の期待感と、ほんのちょっとの不安。その絶妙なバランスが日常と繋げてくれているはずなのに、話が進むにつれ不安は大きく存在感を増していき、気がつけば読み手もどこかへ引きずり込まれている。
一話が千字前後ですが、情報量は濃く、次は?、次どうなるの? 気になって仕方なくて、ズルズル物語に引きずり込まれていくこと間違いなしです。
物語の本筋も面白いのですが…続きを読む